2021年8月17日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「当社」)はこのたび、株式会社島根銀行(本社:島根県松江市、取締役頭取:鈴木 良夫、以下「島根銀行」)と、本業支援のための商流ビッグデータ活用を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 当社グループでは、2012年8月にグループ横断的なプロジェクトとして、当社内に「ビッグデータ室(現社長室ビッグデータ担当)」を設置し、AI・ビッグデータプロジェクトの企画・開発を推進してまいりました。
 島根銀行は、当社グループとの資本業務提携の一環として、デジタルシフトに向けて当社が提携している米国DataRobot, Inc.のAIドリブン組織構築プログラムの提供を受けるなど、AI・ビッグデータ活用に向けた取り組みを推進しております。

 本取り組みの第一弾として、当社が培ってきたAI・ビッグデータ活用のノウハウを提供することで、島根銀行が蓄積されている企業情報や取引情報を組み合わせ「商流ビッグデータ」として可視化し、企業間の連関性を把握することを大幅に効率化しました。
 これにより島根銀行において、これまで行員が把握することが困難であった商流ビッグデータを、可視化することにより身近に扱うことができるようになりました。今後は、法人顧客のビジネスネットワークやステークホルダーとのつながりを可視化・一覧化することにより、顧客のことをより深く理解し、課題解決の提案のきっかけを見出すことができ、商流に基づく紹介営業やビジネスマッチングの提供を目指します。

本取り組みによる本業支援に向けた施策内容を以下に例示いたします。
・ 仕入れや資金移動を俯瞰し把握することで、島根銀行の取引先の抱える課題に対する解決策の提案を行う
・ 既存の企業ネットワークを把握し潜在的な資金需要などがある法人顧客を発見する
・ 部支店の境を越えたビジネスマッチングの提案が可能となる

 当社は、本取り組みを継続的に発展させることで、地域金融機関へ新たな施策の発案・導入を推進するとともに、地域金融機関における銀行員の経験や知識に依存していた情報を、AI・ビッグデータ活用ノウハウを提供することで整理し、金融機関全体として法人顧客とのコミュニケーションの時間を確保し提案力を向上させることに貢献してまいります。

以上