2023年4月24日
SBIエナジー株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の100%子会社で、再生可能エネルギーを用いた発電事業等を行うSBIエナジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:河原 武志、以下「SBIエナジー」)は、市民エネルギーちば株式会社(本社:千葉県匝瑳市、代表取締役:東 光弘、以下「市民エネルギーちば」)、株式会社匝瑳おひさま畑(本社:千葉県匝瑳市、代表取締役:椿 茂雄、以下「匝瑳おひさま畑」)、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(本社:東京都千代田区、社長:長沼 亨、以下「ENEOSイノベーションパートナーズ」)、株式会社アグリツリー(本社:福岡県那珂川市、代表取締役:西 光司、以下「アグリツリー」)との共同事業となる「匝瑳おひさま発電所」が2023年4月1日に商用運転を開始し、2023年4月22日に「ソーラーシェアリングの郷“匝瑳”アースデイパーティー」を開催しましたのでお知らせします。
 SBIエナジーによる、匝瑳メガソーラーシェアリング事業への出資は、2017年4月の「匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所」に次いで2例目となります。

 本事業は、匝瑳市で「地域共生型ソーラーシェアリング」を実践してきた市民エネルギーちばが中心となり2022年4月にソーラーシェアリングによる発電事業を手掛けるために設立された特別目的会社「合同会社匝瑳おひさま発電所」(代表社員:市民エネルギーちば株式会社、職務執行者:宮下 朝光、本社:千葉県匝瑳市)に、本事業の農地の所有者であり、認定農業者である匝瑳おひさま畑、ENEOSホールディングス株式会社のCVCであるENEOSイノベーションパートナーズ、国内でソーラーシェアリング事業を展開するSBIエナジー、全国でソーラーシェアリングの導入サポートを行うアグリツリーが共同出資を行い、株式会社千葉銀行より「ちばぎんSDGsリーダーズローン(グリーンローン型)」 によるサステイナブルファイナンスを受けるかたちで実施しております。

 本発電所は、国内最大規模を誇る“ソーラーシェアリングの郷”千葉県匝瑳市飯塚開畑地区の耕作放棄地約64,500㎡を利用して、発電出力1,920kW、パネル出力2,702.8kWの太陽光発電を行うとともに、下部農地では、匝瑳おひさま畑及び地域の農業生産法人Three little birdsによる有機100%の穀物を中心とした栽培を行うことで、脱炭素化や環境保全のみならず、雇用の創出・食料自給率の向上を目指す「地域共生型再生可能エネルギー事業」で、持続可能な環境・社会の実現への貢献が期待されます。

 SBIエナジーでは、今後とも地域金融機関やパートナー企業との協業等を通じて、国家目標である「地方創生」及び持続可能な開発目標(SDGs)に貢献すべく、ソーラーシェアリングをはじめとした「環境や地域と調和した再生可能エネルギー」の導入サポート及び発電所の開発、発電事業プロジェクトへの出資等を推進してまいります。


【写真1:「匝瑳おひさま発電所」の全景】
【写真2:「匝瑳おひさま発電所」開所式の様子。左から 伊藤 優志:匝瑳市役所 企画課、鵜沢 宣広:匝瑳市商工会 専務理事/(株)しおさい電力 代表取締役、宮下 朝光:合同会社匝瑳おひさま発電所 職務執行者 、西 光司:(株)アグリツリー 代表取締役、Yae:鴨川自然王国/半農半歌手、平沼 光:(公財)東京財団政策研究所 主席研究員、小髙 栄二:(株)千葉銀行 執行役員地方創生部長、河原 武志:SBIエナジー(株)代表取締役、藤山 優一郎:ENEOS(株)常務執行役員、長島 彬:CHO技術研究所 所長/ソーラーシェアリング考案者、徳江 倫明:一般社団法人フードトラストプロジェクト 代表理事、飯田 哲也:特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所所長、椿 茂雄:市民エネルギーちば(株) 共同代表取締役、林 かおり:パタゴニア日本支社 ファイナンス&オペレーション・ディレクター、金子 信博:福島大学教授 食農学類、大石 英司:(株)UPDATER(旧みんな電力) 代表取締役、東 光弘:市民エネルギーちば(株) 共同代表取締役】

【アースデイパーティーについて】
 匝瑳おひさま発電所ソーラーシェアリングの竣工及びソーラーシェアリングアカデミー創設発表も含め、これまでの9年に渡る匝瑳市での活動にご協力をいただいた皆様への感謝を振り返りつつ、これからの未来創りへの交流の場として「ソーラーシェアリングの郷“匝瑳”アースデイパーティー」を開催しました。当日は天候にも恵まれて、全国から約200名のご来場、33名のゲストスピーカーによるトークセッションが行われ、この場所への植樹、地元の方々も交えてオープンな交流会を実施しました。また、地元野菜を使用したフードケータリング提供など、この“未来への種まき”となる1日をお祝いするパーティーとなりました。パーティー後には現在稼働している発電所のミニツアーも実施しました。

【匝瑳おひさま発電所のホームページ】
https://sosa-ohisama-energy.jp/

【発電設備概要】
施設名称 : 匝瑳おひさま発電所
設置場所 : 千葉県匝瑳市飯塚3226-1ほか
事業者
: 合同会社匝瑳おひさま発電所
業務執行社員:市民エネルギーちば株式会社
発電開始日 : 2023年4月1日
出力 : AC:1,920kW / DC:2,702.8kW
モジュール : EG_24M_145 145W 18,640枚
PCS : SUNGROW_SG100CX-JP
初年度想定
年間発電量
: 約3,378,500kWh(一般家庭消費電力 約712世帯分※1)
※1 太陽光発電協会 表示ガイドライン(2022 年度)より、一般家庭の平均年間電力消費量を4,743kWh/年として試算。
※2 太陽光発電設備のCO2削減効果:結晶系シリコン太陽電池のCO2削減効果387.5g-CO2/kWhをもとに試算。
① 結晶系シリコン太陽電池:387.5g-CO2/kWh
② アモルファスシリコン太陽電池:404.4g-CO2/kWh
③ CIGS/CIS 系太陽電池:407.0g-CO2/kWh
【出資参加企業】

市民エネルギーちば株式会社

株式会社匝瑳おひさま畑

ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社

SBIエナジー株式会社

株式会社アグリツリー

以上