2025年8月6日
SBI損害保険株式会社

 SBI損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野尚、以下「SBI損保」)は、教育現場の金融リテラシー向上を目指し、2025年8月5日(火)に、東京都品川区の教員9名を対象とした「教員の民間企業研修」を実施しました。この研修は、教員の皆さまに、企業活動の考え方やサステナビリティ活動について理解を深めてもらい、その体験を子どもたちに伝えてもらうことを目的に、一般財団法人経済広報センター(本部:東京都千代田区、会長:筒井義信)が主催するもので、SBI損保では2023年から3年連続で実施しています。

「教員の民間企業研修」を実施

 子どもたちの金融教育促進には教員の皆さまの保険・金融への理解が不可欠という考えのもと、研修では、日常に存在するリスクを再認識し、そのリスク対応策の一つである保険の特徴について学べるプログラムを実施しました。講義に加え、リスクへの備えを主体的に考える力を育むカードゲーム教材を活用し、楽しみながら議論することなどを通じて、さまざまな観点からリスクに備えることの大切さを学んでいただくとともに、コンタクトセンターでの顧客対応やワークショップを通じてお客さま目線でのコミュニケーションの重要性を感じていただきました。
 また、SBIグループとSBI損保のサステナビリティに対する考え方や具体的活動、生成AIの活用状況などの紹介を通じて、それぞれの分野についても理解を深めていただくとともに、教育現場での可能性についても考えていただきました。

 SBI損保は、将来を担う世代の育成・支援は社会全体にとって重要な課題であると認識し、児童から学生に至るまでを対象とした育成環境づくりや児童福祉にかかわる支援、啓発活動等に取り組んでいます。今後も、子どもたちが自主的により良い暮らしや自分らしい生活を選択できるような未来に向け、子どもたちの金融理解に資する取り組みを積極的に行ってまいります。

【 研修概要 】
日時:2025年8月5日(火)9:00~17:00
場所:SBI損保本社(東京都港区)、東日本コンタクトセンター(東京都新宿区)
参加者:小学校教員5名、中学校教員3名、義務教育学校教員1名

◆ 研修プログラム
内容 講師 講義時間
1. 社長あいさつ・会社紹介 代表取締役社長 小野尚 15分
2. 保険、保険会社 広報・サステナビリティ推進室 30分
3. ソナソナ(カードゲーム教材) 広報・サステナビリティ推進室 1時間5分
4. サステナビリティ推進 広報・サステナビリティ推進室 30分
5. 生成AIについて SBIホールディングス株式会社
 AI・デジタル戦略推進部
1時間5分
6. コールセンター視察、ワークショップ カスタマーサービス本部 1時間15分

◆ 研修内容詳細

▼社長あいさつ・会社紹介
社長あいさつ・会社紹介 保険の成り立ちから、損害保険業界の全体像とダイレクト型損保の特徴、SBI損保の商品・体制等の概要や強み、注力している取り組み、SBIグループとSBIインシュアランスグループと連携した地方創生の取り組みなどを社長・小野が説明しました。

▼保険、保険会社
備えるべきリスクや保険の存在意義、保険会社・商品の種類・仕組みなど、保険の基礎を解説するとともに、現在保険業界が直面している課題(自然災害の頻発や新たなリスクの出現等)や時代のニーズに応えた新たなトレンドの保険商品について、SBI損保の取り組みを含め紹介しました。

▼ソナソナ(カードゲーム教材)
▼ソナソナ(カードゲーム教材) 一般社団法人日本損害保険協会と公益財団法人生命保険文化センターが共同で制作したカードゲーム「ソナソナ」を用いて、リスクに備えることの大切さとその手段である保険について、楽しみながら学んでいただきました。授業に取り入れていただけるよう、日本損害保険協会が提供するほかの教材についても紹介しました。

▼サステナビリティ推進
SBI損保によるテクノロジーの導入やアライアンスを通じて社会へ新たな価値を提供した事例、地方創生への貢献・推進を目指した取り組み、スポーツ・文化振興、将来を担う世代への支援、ダイバーシティ推進に向けた障害啓発活動などの実際のサステナビリティ活動のほか、昨今世間からの関心が高いコーポレート・ガバナンスについても事例を挙げながら説明しました。

▼生成AIについて
▼生成AIについて 生成AIの基礎知識からSBI損保での活用方法についての講義を行いました。その後、社内規定や保険関連法などを検索用データベースとしてインプットし、回答条件を指定することで回答精度を高めるRAG(Retrieval-Augmented Generation: 検索拡張生成)を使ったトライアルチャット機能を実際に体験していただきました。
▼コールセンター視察、ワークショップ
▼コールセンター視察、ワークショップ お客さま対応を行うコンタクトセンターの見学を実施しました。その後、現役オペレーターを講師とし、お客さま役・オペレーター役に分かれ、自動車保険の契約に関するお問い合わせの模擬応対を体験いただきました。
◆ 参加者からのコメント
・ 講義やゲームを通じて、保険が金銭面の保障・補償のためだけのものではなくて、心身の安心安全のために存在していることを実感した。
・ 話は聞くものの実感がわいていなかった保険について、リスクも含め考えることで、自分の人生についても考える時間となった。
・ 生きていくうえでリスクに備えることは必要不可欠なので、社会保障制度と併せて民間保険による自助について教育現場で伝えていくべきだと感じた。
・ 少子高齢化やコロナ禍等の社会問題や雹災など、それぞれに企業全体として対策を行っていること、被害を低減させることにも力を入れていることを初めて知った。
・ 従業員満足度は顧客満足度に直結するという社長の話が印象に残った。
・ 生成AIは業務改善につながると思うので、可能な範囲で使っていきたい。

以上

◆SBI損保について
SBI損保は総合的な保険事業を展開するSBIインシュアランスグループの一員で、「新しい時代に、新しい保険を」という企業理念のもと、最先端の保険商品と最高水準のお客さまサービスを提供しています。テクノロジーの力で新たな価値を創造し、SBIグループ各社のシナジーでさらなる飛躍に向けチャレンジし続けます。

【 会社概要 】
商号 SBI損害保険株式会社
本社所在地 東京都港区六本木1-6-1
設立 2006年6月1日
資本金 110億円
事業内容 損害保険業
URL https://www.sbisonpo.co.jp/

◆SBIインシュアランスグループについて
 SBIインシュアランスグループは、日本のインターネット金融のパイオニアであるSBIグループの保険事業を担う企業グループです。保険持株会社であるSBIインシュアランスグループ株式会社(東証グロース市場上場)のもと、SBI損保を含む事業会社8社が一体となって総合的な保険事業を展開しています。
 「顧客中心主義」の徹底という基本方針のもと、保険分野におけるさまざまな付加価値を創造し、さらなる顧客基盤の拡大を続けることで企業価値の向上に努めます。