2023年9月11日
SBIデジタルアセットホールディングス株式会社

 このたびSBIデジタルアセットホールディングス株式会社(本社:東京都港区、CEO:フェルナンド・ルイス・バスケス・カオ、以下「SBI DAH」)は、SIXグループとの50/50の合弁企業のAsiaNext(本社:シンガポール、CEO:Chong Kok Kee、以下「AsiaNext」)において、2023年9月6日にシンガポール金融管理局(MAS)からRecognised Market Operator(RMO)ライセンスを取得いたしましたのでお知らせいたします。

 AsiaNextは、機関投資家が安心してデジタル資産のメリットを享受できる、公正で秩序ある透明な市場を提供することを目標に、機関投資家向けデジタルアセット取引所の開設を目指しています。2023年6月14日にはMASからCapital Markets Services (CMS)ライセンスの原則承認を取得いたしましたが、今回新たにRMOライセンスを取得したことにより、シンガポールにおいてデジタル証券の取引所を開設するための準備が整いました。従前より進めていた暗号資産デリバティブの取引所の準備と合わせて、CMSライセンスの最終承認を取得でき次第、デジタルアセットを広範にカバーする体制を構築できております。

 今回のRMOライセンスの取得は、AsiaNextの厳格なコンプライアンスとリスク管理基準、そして革新的で責任あるデジタル資産のエコシステム構築に対するシンガポール政府の揺るぎないコミットメントを強調するものであり、規制に則りデジタルアセットの取引拡大に貢献することは、デジタルアセット業界全体においても前向きな変化になると捉えております。

 AsiaNextは今後更にPayment Services Act(PSA)に基づくライセンスを取得することで、暗号資産のスポット取引への対応を可能とし、取引所として提供可能なサービス範囲を更に拡張してまいります。

 SBI DAHはデジタルアセットの取引所であるAsiaNext以外にも、デジタルアセットの発行業務を担うSBI DIGITAL MARKETS、デジタルアセットのカストディ業務を展開するSBI Zodia Custodyなどを傘下に収めており、デジタルアセットの総合グループとしてエコシステム拡大に向けて一層注力してまいります。

以上