2020年1月30日
SBIインシュアランスグループ株式会社

 当社及び当社グループの決算手続は未だ完了しておりませんが、当社株主をはじめ投資家の皆様に対して適時・適切な情報開示を積極的に行うため、当社グループの2020年3月期第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の決算速報(日本基準)を以下のとおりお知らせいたします。
 なお、当社の2020年3月期第3四半期連結累計期間の決算発表は2020年2月13日を予定しております。

1.2020年3月期第3四半期連結累計期間 決算速報(日本基準)
  2019年3月期第3四半期
連結累計期間(実績)
(2018年4月1日~
2018年12月31日)
2020年3月期第3四半期
連結累計期間(速報)
(2019年4月1日~
2019年12月31日)
経常収益 50,205百万円 49,779百万円
経常利益 1,542百万円 1,620百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益 724百万円 111百万円
1株当たり四半期純利益 35円82銭 4円87銭
(注)当社は、2018年6月26日付で普通株式1株につき30株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり四半期純利益」を算定しております。

 当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期)の経常収益については、すべての事業における保有契約件数の堅調な増加に加え、新たに連結子会社となった日本アニマル倶楽部株式会社の経常収益が寄与したものの、生命保険事業における変額個人年金保険の年金や解約返戻金の支払いが前年同期を下回ったことにより、特別勘定(※)における責任準備金戻入額などの経常収益が前年同期に比べ3,805百万円減少したことが主な要因となり、前年同期に比べ426百万円減少(前年同期比0.8%減少)する見通しです。参考として、前年同期及び当第3四半期の経常収益から契約者に帰属する特別勘定に係る経常収益を除き比較すると、当第3四半期の経常収益は、前年同期に比べ3,379百万円の増加(同7.5%増加)となります。
 当第3四半期の経常利益については、生命保険事業における団体信用生命保険の契約件数の順調な増加が寄与し、同事業の経常利益が前年同期に比べ大幅に増加した一方で、昨年秋に日本各地に大きな被害をもたらした台風や記録的な大雨の影響により、損害保険事業における主力商品である自動車保険の保険金支払等の増加により、前年同期に比べ78百万円の増加(同5.1%増加)にとどまる見通しです。
 当第3四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益については、前述の損害保険事業における保険金支払等の増加に加えて、生命保険事業における団体信用生命保険の契約件数が順調に増加したことに伴い、契約者配当準備金繰入額を前年同期に比べ大幅に増額計上したことなどの要因により、前年同期に比べ613百万円減少(同84.7%減少)する見通しです。

(※)変額保険や変額個人年金保険は運用実績を直接契約者に還元するため、契約者に帰属する特別勘定として資産・負債及び損益を区分経理します。特別勘定に係る収益と費用は、それぞれ同額を計上するため利益に影響を与えないものの、損益計算書の経常収益及び経常費用に含めて表示します。
決算速報に関するご留意事項
 上記の2020年3月期第3四半期連結累計期間の決算速報に記載されている情報は、本資料発表日現在において入手可能な情報を元に作成した速報値であり、確定値ではありません。2020年2月13日に発表予定の2020年3月期第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の決算数値は、様々な要因により、本速報値と大きく異なる可能性があります。

2.事業別の概況
 2020年3月期第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)における事業別の概況は次のとおりであります。度末比16.5%増加)となりました。

(損害保険事業)
 主力商品である自動車保険において、2019年11月より、AI搭載型OCRを用いた自動車保険のリアルタイム見積りサービス、「カシャッとスピード見積り」の提供を開始しました。本サービスは、主要他社の自動車保険証券の写真や画像をもとに、保険料見積りに必要な情報を自動で読み取り、概算保険料をその場で表示するもので、従来のお見積りに要していた時間を大幅に短縮することが可能となりました。また、がん保険においては、日本各地の事業法人・金融法人の開拓に継続的に取り組み、販路強化に努めました。こうした取り組みの結果、2019年12月末の保有契約件数は1,086千件(前年度末比3.3%増加)となりました。

(生命保険事業)
 個人保険においては、2019年4月に保険期間・保険料払込期間の種類を拡充しリニューアルした死亡保険「クリック定期!Neo」の販売が好調に推移しました。また、2019年12月より、就業不能保険「働く人のたより」の販売を開始しました。「働く人のたより」は、業界最安水準の保険料を実現したほか、お客さまのニーズに応じて保障範囲の選択が可能であるなど、業界初の特徴を備えた就業不能保険となっております。団体信用生命保険においては、全国の地域金融機関との継続的な提携交渉により導入先が順調に増加しました。こうした取り組みの結果、2019年12月末の保有契約件数は177千件(前年度末比25.5%増加)となりました。

(少額短期保険事業)
 2019年6月より当社グループへ加入した日本アニマル倶楽部株式会社と、その他の当社グループ事業会社5社との間で相互の代理店登録が完了し、クロスセルの取り組みが強化されました。また、SBIいきいき少額短期保険株式会社とSBIリスタ少額短期保険株式会社は、共同での保険の引き受けを開始し、両社間での業務効率化への取り組みを推進しました。こうした取り組みの結果、2019年12月末の保有契約件数は786千件(前年度末比16.5%増加)となりました。

【ご参考】2020年3月期 連結業績予想
 2020年3月期の連結業績予想につきましては、2019年8月8日に開示致しました「2020年3月期の連結業績予想に関するお知らせ」に記載した数値から変更ありませんが、運用状況の推移及び施策の進捗状況等の変動要因の精査を行い、合理的な業績予想が可能となった段階で速やかに公表いたします。
  2019年3月期(実績)
(2018年4月1日~
2019年3月31日)
2020年3月期(予想)
(2019年4月1日~
2020年3月31日)
経常収益 66,388百万円 69,000百万円
経常利益 2,131百万円 2,400百万円
親会社株主に帰属する当期純利益 851百万円 870百万円
1株当たり当期純利益 40円81銭 38円12銭

以上