2014年2月7日
SBIホールディングス株式会社
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾吉孝、以下「当社」)の子会社である株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役:髙村 正人、以下「SBI証券」)が設計および開発に参画したオンライン株式取引システムが、インドネシア大手証券会社PT BNI Securities(本社:インドネシア・ジャカルタ特別市、代表取締役社長:アナンタ・ウィヨゴ、当社グループ出資比率:25%、以下「BNI証券」)において提供されることとなりましたのでお知らせいたします。サービス開始は、2014年2月中を予定しております。
このたびのオンライン株式取引システムにおいては、オンライン株式取引に関する豊富な経験を有する国内ネット証券最大手のSBI証券がBNI証券と協業することにより、使いやすさなど顧客の利便性を追求しながら、競争力のある手数料を実現しています。
今後、BNI証券はインドネシア国内トップクラスの国営銀行グループの傘下企業として有している強いブランド力や信用力を活かしつつ、親会社銀行の口座保有者からの顧客誘導を進める一方、SBI証券が有するオンライン金融事業に関する経験を活かし、取引システムの機能およびコンテンツ面の拡充を図ってまいります。
原油や天然ガス等のエネルギー資源に恵まれているインドネシアは、世界第4位の2億4,000万人超の人口を擁し、このうち若年世代の層が厚いASEAN最大の経済圏です。労働人口となる若年層の消費意欲が高く、国内需要を中心に年5%以上のGDP成長(IMF推計)が見込まれるなど、今後のさらなる経済成長が予想されています。
昨今では、個人所得の伸びから株式投資への関心が高まっており、2014年1月からの呼び値と取引単位の改正と相まって、小口投資家の参入が期待されています。また、同国において課題とされていた通信インフラの整備が急ピッチで進められており、ITUの統計によると携帯電話加入者数は2012年時点で約2億8,196万人と普及率は114%を超え、携帯電話を通じてのインターネット人口も急速に増加しています(※)。
※ITU-WTID 2013(http://www.itu.int/en/ITU-D/Statistics/Pages/stat/default.aspx)
当社グループは、今後もアジア新興諸国を中心に現地有力パートナーとの連携をさらに進め投資事業の拡大を図るとともに、日本においてこれまでに築いてきたオンライン金融事業に関する経験を活かし、新興諸国における金融サービス事業のネット化を進めてまいります。
(ご参考)BNI証券の概要
インドネシア第4位の銀行であるバンクネガラインドネシア(PT Bank Negara Indonesia (Persero) Tbk)を中心とする金融グループに属する証券会社として、個人顧客向けを中心に証券取引等のサービスを積極的に展開。バンクネガラインドネシアはインドネシアで初めて設立された国営銀行であり、国営銀行として初めて株式公開を行った。
以上