2014年6月9日
SBIホールディングス株式会社
当社子会社である韓国の株式会社SBI貯蓄銀行(以下、「SBI1貯蓄銀行」)および株式会社SBI2貯蓄銀行(以下、「SBI2貯蓄銀行」)は、このたび総額1,800億ウォン(約180億円、1韓国ウォン=0.100円で換算)の増資を実施することになりましたのでお知らせいたします。なお、今回の増資引受に対する払込資金については、当社子会社が韓国国内において現地金融機関等から調達する予定となっております。
記
1.増資の理由および今後の見通し
当社グループでは、SBI1貯蓄銀行およびその傘下銀行(以下、「SBI貯蓄銀行グループ」)が実施する増資に際しては以前から当社グループ外の金融機関や投資家等から資金拠出を受けることも検討してまいりましたが、このたび韓国国内において現地金融機関等から資金調達することが可能となったことから、本件増資を実施することといたしました。
今回の増資資金のうち、1,300億ウォン(約130億円)については現地の大手生命保険会社を中心とした機関投資家から当社子会社が協調融資を受けて資金調達を行っており、残りの500億ウォン(約50億円)についても今後韓国国内の金融機関等から資金調達することを検討しております。
今回の増資により、SBI1貯蓄銀行およびSBI2貯蓄銀行の2014年6月末基準での自己資本比率はいずれも8%を超える見込みです。
SBI貯蓄銀行グループでは、収益力の強化に向け、不良債権の売却など債権回収に注力するとともに、中堅・中小企業や個人向けの貸出債権の拡大に向けた営業展開を推進しており、国際会計基準(IFRS)に基づく当社連結業績においては、2014年3月期通期で約40億円の税引前利益を計上するなど同行グループの業績は堅調に推移しております。
このたびの増資により、韓国会計基準に基づく財務基盤を更に強化するとともに、調達した資金を活用し、より積極的な事業展開を図ってまいります。またSBI1貯蓄銀行は、その傘下銀行との合併などの組織再編についても検討しており、将来の株式公開に向けた収益力の強化を引き続き進めてまいります。
なお、本件増資による当社連結業績への影響は軽微であります。
SBI1貯蓄銀行 | SBI2貯蓄銀行 | ||
異動前の当社グループ所有株式数 ならびに議決権所有割合(※) |
149,352,673株 (96.9%) |
64,758,212株 (98.9%) |
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引受株式数 | 26,997,921株 | 11,863,200株 | |
うち、SBI1貯蓄銀行を除く 当社グループ引受分 |
26,997,921株 (取得価額:1,350億 韓国ウォン) |
8,999,998株 (取得価額:450億 韓国ウォン) |
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うち、SBI1貯蓄銀行による引受分 | ― | 2,863,202株 (取得価額:143億 韓国ウォン) |
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異動後の当社グループ所有株式数 ならびに議決権所有割合(※) |
176,350,594株 (97.4%) |
76,621,412株 (99.0%) |
(1)SBI1貯蓄銀行への増資引受契約締結 | 2014年6月11日(予定) |
(2)SBI1貯蓄銀行への増資払込 | 2014年6月12日(予定) |
(3)SBI2貯蓄銀行への増資引受契約締結 | 2014年6月12日(予定) |
(4)SBI2貯蓄銀行への増資払込 | 2014年6月13日(予定) |
以上