2024年4月30日
SBIホールディングス株式会社

 当社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝)の持分法適用関連会社であり、韓国におけるベンチャーキャピタルであるSBIインベストメントコリア株式会社(本社:韓国ソウル市、代表取締役:アン・ジェグァン、宗 英一郎、以下「SBIインベストメントコリア」)はこのたび、中小企業の育成・発展に関する事務などを所掌する中小ベンチャー企業部、文化体育観光部、科学技術情報通信部等から出資を受け組成された韓国母胎ファンド(fund of funds)より「2024 SBI文化コンテンツファンド(出資約束金最低額500億韓国ウォン(約55億円))」(以下「本ファンド」)の委託運用会社に選定されましたので、お知らせいたします。

 本ファンドは、韓国政府が国家戦略産業と位置付け、2022年度輸出額が2次電池や電気自動車、家電等を上回る132.4億米ドルを記録し、Kカルチャーに代表されるドラマ、映画、ウェブ漫画、K-POP等の知的財産(IP)を活用したコンテンツ産業に関連するベンチャー・中小企業を対象に投資を行い、グローバル市場への進出を支援していきます。
 ファンド規模は最低で500億韓国ウォン(約55億円)で、韓国母胎ファンドが300億韓国ウォン(約33億円)、SBIインベストメントコリアが100億韓国ウォン(11億円)、韓国内の機関投資家や事業会社等が最低100億韓国ウォン(約11億円)を出資し、最終的には500億韓国ウォン(約55億円)以上での組成を目指しております。

 SBIインベストメントコリアは、これまでも複数の韓国政府系機関より複数のファンド運用を受託した実績を有しています。主な政府系機関には、韓国母胎ファンド(fund of funds)、企業成長の生態系を備えるための母ファンドを企画・運用する韓国成長金融、産業の開発・育成等に必要な資金を供給・管理する韓国産業銀行等があります。SBIインベストメントコリアの2024年3月末日時点の運用資産残高は14,809億韓国ウォン(約1,629億円)で、31のファンドを運用しております。
 今後も積極的にベンチャーキャピタル事業を推進するとともに、韓国の革新的な技術をもつ製造業等の育成等を通じ、ファンド収益の拡大を目指してまいります。

【ご参考:新ファンドの概要】
ファンド名 : 2024 SBI文化コンテンツファンド
運用期間 : 7年
投資対象 : Kカルチャーに代表される文化コンテンツ関連の韓国内のベンチャー・中小企業
ファンド規模 : 500億韓国ウォン(約55億円) (最低組成額)

※1韓国ウォン=0.11円にて換算

以上