2013年6月11日
SBI AXES株式会社

 傘下に決済プロバイダーを有するSBI AXES株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:井上真也、以下「SBI AXES」)は、韓国ロッテグループの電子マネー事業者eB Card Corporation(本社:韓国ソウル特別市衿川区、代表取締役社長:パク サンフン、以下「イービーカード」)と株式会社NTTドコモ(本社:東京千代田区、代表取締役社長:加藤薫、以下「NTTドコモ」)とともに、イービーカードが提供する電子マネーサービス「Cashbee」(注1)の日本展開について合意し、覚書を締結いたしました。

 本覚書は、国を跨いでの電子マネー発行という新たなビジネスモデルを構築することにより、更なるビジネス機会を創出するだけでなく、日韓の観光交流促進や経済発展に寄与するために協業体制を築き、遂行していくことを目的としたものです。

 日本人ユーザー向けの「Cashbee」アプリはイービーカードが開発し、アプリを利用できるNFC(注2)対応スマートフォン端末をNTTドコモが開発・販売します。SBI AXESが日本での「Cashbee」購入時の決済業務を全て対応することにより、日本から韓国への旅行者は自分のスマートフォンにアプリを入れるだけで、両替等をすることなく韓国のCashbee加盟店で簡単・即時の支払いが可能になります。

 本取り組みは、SBI AXESの中長期事業戦略である「海外事業展開」の具体的な施策の一つであり、韓国での事業展開を強力に加速させるものと考えております。
 今後、更なる協業や提携を図り、自社決済システムとの連携を進めることで、海外事業の強化に努めて参ります。

※1 Cashbeeは、2010年8月にロッテグループのイービーカードが開始したNFC対応のプリペイド型電子マネーサービスで、韓国国内のロッテグループのデパートやコンビニ、地下鉄、バス、タクシーなど約5万2千箇所以上での利用が可能であり、そのユーザー数は500万人にのぼります。
※2 NFC(Near Field Communication)は、非接触ICカードインターフェースの規格としてISO(国際標準化機構)で規定された国際標準の無線通信技術です。日本やアジアで普及しているFeliCaや、世界中に普及しているMIFAREなどの非接触ICカードそれぞれと互換性があり、通信することが可能です。

以上