2014年4月7日
SBI大学院大学

 SBI大学院大学(学長:北尾 吉孝、所在地:神奈川県横浜市)は、2014年4月22日(火)に「事業継承セミナー」を開催いたします。

 現在、高度成長期などに創業し、我が国を支えてきた優れた企業の創業者が引退の年代に差し掛かり、相次いで事業承継問題に直面しているとされています。SBI大学院大学は、このような事業承継に直面している後継者に対し、「次世代経営者」教育を行うことで、円滑な事業承継を進めるとともに、更なる事業の発展をサポートするため、本学教員による「事業継承セミナー」を企画いたしました。

<事業承継セミナー開催のご案内>
【セミナー概要】
◆主催SBI大学院大学
◆会場SBIマネープラザ新宿中央支店セミナールーム
東京都新宿区西新宿1-19-5 第二明宝ビル2F
◆日時2014年4月22日(火)19:00~21:00
◆参加費無料(事前予約制)
◆定員60名

 申込方法はSBI大学院大学のホームページをご覧下さい。
http://www.sbi-u.ac.jp/

 また、Ustreamにてライブ配信も予定しています。
 ※当日会場にお越しいただけない方には事前に資料をお送りいたします。

【セミナー内容】
◆第1講「後継経営者の帝王学」
・後継者に求められる資質、素養とは・後継者づくりの秘訣
・成功する事業承継とは・成功する後継者に共通する行動原理

講師SBI大学院大学教授 守屋 洋
担当科目中国古典に見る指導者の条件、幹部人材育成論(「貞観政要」)、
リーダーシップ特論(「書経」)、リーダーシップ特論II(「韓非子」)

[略歴]
現職:中国文学者
略歴:中国古典に精通する第一人者として、著述・講演に活躍。“象牙の塔”の学問でなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を、平易な語り口でわかりやすく説く。本学では中国古典に根差した「リーダー学」を講義。著書は経営者やビジネスマンに広く愛読されている。『完本 中国古典の人間学』、『「孫子の兵法」がわかる本』、『兵法三十六計』、『中国古典 名著のすべてがわかる本』、『論語の人間学』、『韓非子』、『決定版・菜根譚』、『中国古典 リーダーの心得帖』、『「帝王学」講義』、『中国古典の名言録』など多数。

◆第2講「実例から学ぶ~成功する事業承継」
・事業承継M&A成功のポイント・事業承継を巡る税金対策
・事業承継で直面するトラブルと回避法

講師SBI大学院大学講師 猪股 真
担当科目ビジネスモデル

[略歴]
現職:経営コンサルタント・行政書士
略歴:許認可業種を得意とした経営と法律の両方に精通する専門家。多くのコンサルティングも手掛け、M&Aや株式公開の支援等を通じた日本経済のGDP向上に注力をしており、従来の行政書士や経営コンサルタントの枠を超えた活躍をしている。経営者の相談役/社長の右腕として、事業企画やマーケティング戦略の策定のために全国を飛び回り、執筆・講演・セミナー講師等でも活躍。著書に『【新会社法対応】自分でできる!有限会社から株式会社にする本』の他、共著として『起業の教科書』、『病院経営者が知りたい個人情報保護法対策』、『開業医が知りたい個人情報保護法対策』がある。

◆第3講 修了生の事業承継事例
講師修了生 一桝 靖人(7期生)氏
(創業1657年 株式会社駿河屋 九代目当主 代表取締役)
 創業350年を超える家業を継ぎ、本学で学んだことを実際のビジネスを通して実践している修了生を招いて体験談をご紹介いたします。

<SBI大学院大学の「次世代経営者」教育に関する3つの取り組み>
 日本企業における社長の平均年齢は上昇の一途をたどっており、帝国データバンクによると、2013年には58.9歳と過去最高齢を更新し、「多くの中小企業が後継者難という課題に直面している」とコメントしております。実際、年間の中小企業廃業社数29万社のうち、約7万社が「後継者不足」を廃業理由に挙げています。(「週刊ダイヤモンド」第101巻、44号、2013年11月9日発行)。

 廃業による、貴重で優れた技術の喪失や有能な人材の海外への流出や職の消失により、日本の経済界へマイナスの影響が懸念されます。
 しかし一方で、単純な「跡継ぎ」では、一時的に事業を承継することができても、変化が早く競争が激化する現代のグローバル社会において永続的に勝ち残ることは難しく、そのために「次世代経営者」の育成が急務である状況と考えます。

◆その(1) 「自身のビジネスプラン」を持つ「経営者」を育成する
 SBI大学院大学では、一般的なビジネススクールとは違い、モデルケースの学習のみならず、学生自身のビジネスプランを題材とした授業を行っております。「事業計画演習」という通年授業では、ビジネスの第一線で活躍中の講師と何度も議論を重ね、机上の空論ではない、実社会に通用する事業計画を練ってまいります。
 事業経営者や事業継承者、事業責任者など、既に事業計画を持っている学生にはまさにビジネスに直結した実学です。
 また、経営者に必要なのは経営学だけではありません。「確たる倫理的価値観と明確な判断力を伴った見識」もまた重要な要素と考え、人間学科目も創学当時より充実させ、単なる経営知識の伝達だけではなく、「自身のビジネスプラン」を持つ「次世代リーダー」としての経営者の育成を行っております。

◆その(2) 事業を継続しながらMBAを取得できる仕組み
 SBI大学院大学は、「新産業クリエーター」を標榜するSBIグループが全面支援をして設立された、社会人のための「eラーニングによる通信制経営大学院」です。
 ビジネスの現場を抜けられる状況にない事業経営者、事業承継者、事業責任者などの場合、SBI大学院大学はeラーニングによる通信制大学院のため、自宅にいながら自身のペースで学習が進められます。学習のために事業や自身のキャリアを中断させる必要がありません。むしろ忙しく活躍する経営者・承継者・ビジネスマンこそ、各々が仕事における疑問や問題点を課題として、本学の学習に参加いただくスタイルがマッチいたします。
 インターネットを介したオンライン授業や、掲示板を利用した討論など、通信制大学院ならではの制度が充実し、次世代経営者としての必要な知識とスキルを身に付けることができます。
 なお、SBI大学院大学は文部科学省より認可を受けており、卒業時に要件を満たした者には「MBA:経営管理修士(専門職)」が授与されます、「事業を継続しながらMBAを取得できる通信制経営大学院」です。

◆その(3) 包括的な支援体制、SBIグループからの出資の仕組み
 SBI大学院大学の支援は在学時だけにとどまりません。優秀な事業計画を策定した者には、SBIグループのベンチャーキャピタル部門などが出資検討を行う制度があります。人材育成のみならず、その人材が実社会で活躍するための包括的な支援を、SBIグループ全体で行えるような仕組みを整えています。
 事業を継承しても、時代の流れに合わせて経営スタイルや事業戦略を変化させる必要があります。それには、現実的には資金も必要となりますが、その点をカバーすることで、SBI大学院大学は真の次世代経営者の育成を行っております。

<SBI大学院大学が見ている未来>
 事業承継問題は、一方では日本経済を活性化するチャンスでもあります。
 特別な資源を持たない我が国が世界で戦っていくためには、資源として何があるのかを冷静に見極め、その資源を最大限に活用し、価値を生み出していくしかありません。「人」が重要な資源であるように、これまで培ってきた事業もまた、一つの資源であります。SBI大学院大学は、「事業承継=新たなビジネスモデル構築のチャンス」と考え、これまで培ってきたノウハウや人的資産を最大限に活用し、イノベーションを起こすことができる次世代経営者を一人でも多く育成・輩出していく取り組みを行っていきます。SBI大学院大学が見ている未来は、そうした次世代経営者たちが、優れたビジネスを永続的に推進させ、我が国の経済が発展していく姿であります。

<SBI大学院大学概要>
大学名称SBI大学院大学
学長北尾 吉孝
研究科・専攻経営管理研究科・アントレプレナー専攻
大学の形態専門職大学院(通信教育)
卒業後の学位・称号経営管理修士(専門職)
入学定員正科生60名(春期生・秋期生各30名募集)
最低修業年限2年
修了要件34単位以上
所在地神奈川県横浜市太田町2-23 横浜メディア・ビジネスセンター6階
URLhttp://www.sbi-u.ac.jp/