2007年1月22日
SBIキャピタルソリューションズ株式会社

SBIグループで企業再生及びメザニン投資ファンド運営会社であるSBIキャピタルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO 北尾 吉孝以下、「SBICS」)は、平成18年12月22日に千葉地方裁判所に民事再生手続を申し立てたタナカ工業株式会社(本社:千葉県習志野市、代表取締役社長 田中孝哉以下、「タナカ工業」)の事業再生を支援するDIPファイナンスとして、SBIメザニンファンド2号投資事業有限責任組合(以下「SBIメザニンファンド 2号」)及び首都圏企業再生ファンド投資事業有限責任組合(以下、「首都圏企業再生ファンド」)を通じて1月22日に、極度額8億円の融資枠を設定することを決定いたしました。

同社は、刈払機、チェンソー、ヘッジトリマーなど2サイクルエンジンを搭載する農業用、産業用、民生用各種機器の製造加工に定評があり、国内外に優良な顧客基盤を有することから、今後の事業再生の可能性は十分にあると考えられます。今回のDIPファイナンスは、タナカ工業の運転資金確保により、信用力の毀損を防ぎ、事業再生の可能性をより高めることを目的として行うものです。

SBICSのメザニン業務は、平成16年8月にメザニン投資及び企業再生ファイナンスを目的として組成された総額31億円のSBIメザニンファンド1号の運用によって開始され、平成17年4月12日にはSBIメザニンファンド2号(出資約束金額83億円)を組成し、平成18年3月13日には新銀行東京との共同出資により首都圏企業再生ファンド(出資約束金額27億円)を組成いたしました。現在運用ファンド総額は110億円を突破し、投資実績は、現在までに投資実行件数83件、投資実行累計額206億円となっており、順調に投資を拡大中です。SBICSは、今後もメザニン投資、企業再生ファイナンス等を通じ、日本経済の再生に貢献してまいります。

以上