2009年1月23日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、アラブ首長国連邦のアブダビ政府系のMasdar Clean Tech Fund(以下Masdar)との間で、日本における有望な代替エネルギー関連ベンチャー企業を投資対象とする、新たな投資ファンド「MASDAR-SBI Fund, L.P.」を共同設立することで、このたび最終合意いたしました。

 本ファンドは、出資約束金額2,000万米ドルの予定であり、当社とMasdarとがそれぞれ1,000万米ドルずつ出資する予定です。また、当社とMasdarの双方出資により合弁で新たにファンドマネジメント会社「MASDAR-SBI Alternative Energy Fund Ltd.」を設立し、同社にてファンド運用を行う予定です。

 当社は、「IT」「バイオ」に続く21世紀の次なる成長産業として「環境・エネルギー」を第三の重点分野と位置づけ、当該分野への投資を積極的に推進しつつあります。一方で、Masdarは再生可能エネルギー技術関連への投資で主導的役割を果たしています。このたび共同で設立するファンドでは、従来型のエネルギー生産の効率性向上や環境汚染の低減など、今後継続的な高成長が見込まれる代替エネルギー関連産業への投資を重点的に行い、世界の環境保全への貢献を目指してまいります。

(ご参考)
【Masdar Clean Tech Fund(Masdar)について】

Masdarは、2006年3月に開始されたアラブ首長国連邦アブダビ首長国の代替エネルギー関連プロジェクト、「マスダール計画」を展開しています。マスダール計画は、先進的エネルギー技術の発達と、多様で持続可能な経済成長を促進する目的で開始したアブダビの多面的国家プロジェクトであり、アブダビの財政資源とエネルギーに関連する知識を、よりクリーンかつ持続的なエネルギー生産と資源保全への革新的ソリューションとして活用していくものです。

以上