2009年4月24日
SBIネットシステムズ株式会社

 当社は、平成21年4月24日開催の取締役会において、平成21年6月1日を効力発生日として、SBIシステムズ株式会社(以下、SBIシステムズ)のシステム開発事業を吸収分割により譲り受けることを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1. 事業譲受けの理由
 当社は、インターネットでの金融ワンストップサービスを展開するSBIグループにおける「システム関連生態系」のコア企業として、従来の事業である情報セキュリティ分野に加え、現在、金融機関向けのソフトウェア分野へと積極的に事業領域を急拡大しております。
 一方、SBIシステムズは、主にSBIグループ各社のシステム開発・運営の内製化を行うことにより、オンラインサービスのシステムノウハウの蓄積、システム関連コストの削減を行い、各社の競争力を高めるサービスを提供してまいりました。
 今後の更なるSBIグループの事業拡大に伴い、ビジネス戦略の成功に大きく影響するシステム開発・運用能力の向上は、グループ全体での課題でもあります。「システム関連生態系」のコア企業である当社がSBIシステムズのシステム開発事業を吸収分割することにより、各グループ企業へ、より高品質なサービスを低コストで、そして短いリードタイムで実現することが可能となります。ビジネスサイクルが加速的に短くなる社会情勢の中、インターネットを利用した金融コングロマリットを形成するSBIグループの当該事業の推進のため、本事業譲受けが最善の方策であると判断いたしました。
2. 事業譲受けの内容
(1)譲受け部門の内容
  システムの開発及び運営

(2)譲受け部門の経営成績
 平成19年3月期平成20年3月期
売上高217百万円363百万円
売上総利益147百万円140百万円
営業利益6百万円△20百万円
経常利益1百万円△26百万円

 (3)譲受け資産、負債の項目及び金額(平成21年3月31日現在)
資 産負 債
項 目帳簿価額項 目帳簿価額
流動資産37百万円流動負債34百万円
固定資産17百万円  
合  計54百万円合  計34百万円

(4)譲受け価額及び決済方法
本吸収分割契約に従い、当社は、SBIシステムズへ本事業の権利義務を承継する対価として20百万円の金銭を支払う予定です。
3. SBIシステムズの概要
(1)名  称SBIシステムズ株式会社
(2)主な事業内容システム開発事業等
(3)設立年月日2002年8月5日
(4)本店所在地東京都港区六本木一丁目7番27号
(5)代表者岩吉直樹
(6)資本金97百万円
(7)従業員16名
(8)大株主構成及び持株比率SBIホールディングス株式会社100%
(9)当社との関係代表者の岩吉直樹は当社取締役であります。
4. 日程
平成21年4月24日  取締役会
平成21年4月24日  事業譲受け契約締結
平成21年6月1日   事業譲受け期日
※ 本吸収分割は、会社法第784条第3項に規定する簡易吸収分割であるため、当社は分割契約承認株主総会を開催いたしません。
5. 会計処理の概要
 本件の事業譲受に関しましては、のれんは発生いたしません。
6. 今後の見通し
 本事業譲受けによる今期業績への影響は現在算定中であり、本日公表の平成22年度3月期の業績予想には反映しておりません。詳細については判明次第、追ってお知らせいたします。

以 上