2010年1月5日
SBIベリトランス株式会社

 オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランス株式会社(東京都港区 代表取締役: 沖田 貴史 以下、 「SBIベリトランス」)は、従来提供していた決済サービスと比較して、さらに高度なセキュリティ・機能性を追求した次世代型決済システム、「VeriTrans 3G※1」の提供を開始いたします。

 SBIベリトランスは1997年の創業以来、「EC事業者の本業への専念をサポート」を基本理念に、電子決済のパイオニアとして日本のEC市場を牽引して参りました。創業当初からクレジットカード番号をECサイトに残さず決済できる仕組み(「持たざる決済」)の提供など、高度なセキュリティ機能を他社に先駆けて導入し、また、最近では国際展開にも注力して銀聯ネット決済を国内で初めて提供するなど、EC事業者にとって利便性の高い最先端のサービスを提供することを常に意識して参りました。

 この度提供を開始する「VeriTrans3G」は、事業者が1つの決済ソフトウェアを導入することで、SBIベリトランスの提供するすべての決済サービス(クレジットカード決済、コンビニ決済、電子マネー決済、銀行決済、銀聯ネット決済)の利用が可能になるものです。
 新たな決済サービスを追加する場合にも、新規にシステム構築を行う必要がなく、事業者の負担を最小限にした拡張性のある設計としております。

 また、外部への情報漏えいリスクを最小限にする、高いセキュリティ環境の提供を実現しました。PCI DSS※2を前提としたシステム・運用設計、「VeriTrans3G」を採用するEC事業者に対する「持たざる決済」の標準装備、および3-DSecureとセキュリティコードを併用した本人認証環境の提供が可能となっております。
 さらに、初期登録料・月次基本料は、従来の「クレジットカード決済」サービスのみをご利用いただいた際の価格と同一とし、トランザクション価格(従量制)については、条件付きで従来の約1/3※3の価格に軽減しました。
 その他、付随サービスとして、「VeriTrans3G」に切り替えていただいたEC事業者には、銀聯カードのネット決済を採用した中国人消費者向けECサイト「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」(2009年1月より運営開始)の出店基本料を無料※4とさせていただきます。

 なお、「VeriTrans3G」はOEM※5提供にも柔軟に対応できる設計としているため、EC事業者に加え、現在決済サービスを提供している金融機関なども、共通決済基盤としてご利用いただくことが可能です。
 SBIベリトランスは今後も「VeriTrans3G」の一層の拡充を図るとともに、より安全で便利なサービスの開発・提供を行い、顧客の新たなニーズに即応し、業界を牽引するべく努めてまいります。

※1. VeriTrans Third Generationの略。

<「VeriTrans3G」ロゴデザイン>
「VeriTrans3G」ロゴデザイン

※2. ビザ、マスターカード、JCB、アメックス、ディスカバーの国際ブランド5社が中心となり策定したカード情報セキュリティの国際統一基準。加盟店やサービス・プロバイダなど、カード情報を保管、処理、伝送するすべての組織が対象となります。

※3. SBIベリトランスは、ECサイト決済完了画面で消費者の購買履歴などを基に、その消費者に合わせたカード会社のキャンペーン情報などを表示するサービスを提案しています。従来比約1/3のトランザクション価格のご提供は、ECサイトの決済完了画面枠を提供していただける事業者を対象にしたものです。

※4. 売上金額の7%相当額が運営手数料として別途課金されます。

※5. Original Equipment Manufacturerの略で他社ブランドの製品を製造すること。