2011年4月26日
SBIネットシステムズ株式会社
当社は、平成23年3月期(平成22年4月1日~平成23年3月31日)において、下記のとおり営業外費用及び特別損失を計上いたしましたので、その概要をお知らせするとともに、平成22年10月27日に公表いたしました平成23年3月期の業績予想と比較して、本日公表の決算において下記のとおり差異が生じましたので、お知らせいたします。
記
1. 営業外費用、特別損失の内容
(1) 営業外費用、特別損失の内容 (個別)
当社が旧シーフォーテクノロジー(以下、「旧C4T」)時代に取得し保有する、連結子会社において、昨今の製造不況の影響により同社の経営環境が悪化し、業績が悪化したことに鑑み、平成23年3月期の業績及び現時点での今後の業績見通しを勘案した結果、営業外費用として、同社への貸付けに対して貸倒引当金189百万円を計上することとなりました。
また、同社株式に対して、平成23年3月期の個別決算において353百万円の減損処理を行い、関係会社株式評価損として特別損失353百万円を計上することとなりました。
なお、こちらの処理につきましては連結決算に影響ありません。
当社が旧シーフォーテクノロジー(以下、「旧C4T」)時代に取得し保有する、連結子会社において、昨今の製造不況の影響により同社の経営環境が悪化し、業績が悪化したことに鑑み、平成23年3月期の業績及び現時点での今後の業績見通しを勘案した結果、営業外費用として、同社への貸付けに対して貸倒引当金189百万円を計上することとなりました。
また、同社株式に対して、平成23年3月期の個別決算において353百万円の減損処理を行い、関係会社株式評価損として特別損失353百万円を計上することとなりました。
なお、こちらの処理につきましては連結決算に影響ありません。
(2) 特別損失の内容(連結)
当第4四半期の連結決算において、上記の減損処理を行うことに伴い、当社連結子会社ののれんの減損損失を行い、減損損失として特別損失276百万円を計上することとなりました。
なお、本件処理により、該当する連結子会社ののれんの残高はゼロとなることから、平成28年3月期まで毎期50百万円計上予定でありましたのれん償却費の負担は、該当する連結子会社については平成24年3月期以降発生いたしません。
当第4四半期の連結決算において、上記の減損処理を行うことに伴い、当社連結子会社ののれんの減損損失を行い、減損損失として特別損失276百万円を計上することとなりました。
なお、本件処理により、該当する連結子会社ののれんの残高はゼロとなることから、平成28年3月期まで毎期50百万円計上予定でありましたのれん償却費の負担は、該当する連結子会社については平成24年3月期以降発生いたしません。
2. 平成23年3月期の業績予想と実績との差異(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
(1) 連結業績予想との差異 (単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |
前回発表予想(A) | 5,500 | 150 | 130 | 80 | 191円49銭 |
実績値(B) | 5,511 | △70 | △236 | △654 | △1,567円22銭 |
差額(B-A) | 11 | △220 | △366 | △734 | ― |
差額率(%) | 0.2 | ― | ― | ― | ― |
(ご参考)前期連結実績 (平成22年3月期) | 4,347 | △433 | △497 | △873 | △2,091円29銭 |
(2) 個別業績予想との差異 (単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 | |
前回発表予想(A) | 1,000 | 5 | 12 | 12 | 28円72銭 |
実績値(B) | 1,697 | △27 | △343 | △798 | △1,911円26銭 |
差額(B-A) | 697 | △32 | △355 | △810 | ― |
差額率(%) | 69.8 | ― | ― | ― | ― |
(ご参考)前期実績 (平成22年3月期) | 548 | △191 | △188 | △289 | △693円52銭 |
3. 差異が生じた理由
(1) 連結業績予想との差異が生じた理由
連結において売上高は、金融機関のソフトウェア投資に対する積極的な姿勢がみられ、当社システム開発事業および、連結子会社における金融機関向けソリューション案件が順調に推移したことにより予想数値を上回りました。
営業利益につきましては、海外の開発拠点の有効活用やコストの圧縮に努めた結果、前期に比べ改善したものの、連結子会社ののれん償却費(年間103百万円)を吸収するには至らず、予想数値を下回る結果となりました。
また、経常利益、当期純利益につきましては、製造業向け受託開発の売上高の下振れによる利益計画の下振れに加え、当社が旧C4T時代に取得した社債権の引受け先における経営状況の悪化による引当金、旧C4T当時の前経営陣による不適切な取引による過年度決算修正に係わる費用、旧C4T時代に取得した関連子会社ののれんの減損損失の計上を主因に予想数値を下回る結果となりました。
連結において売上高は、金融機関のソフトウェア投資に対する積極的な姿勢がみられ、当社システム開発事業および、連結子会社における金融機関向けソリューション案件が順調に推移したことにより予想数値を上回りました。
営業利益につきましては、海外の開発拠点の有効活用やコストの圧縮に努めた結果、前期に比べ改善したものの、連結子会社ののれん償却費(年間103百万円)を吸収するには至らず、予想数値を下回る結果となりました。
また、経常利益、当期純利益につきましては、製造業向け受託開発の売上高の下振れによる利益計画の下振れに加え、当社が旧C4T時代に取得した社債権の引受け先における経営状況の悪化による引当金、旧C4T当時の前経営陣による不適切な取引による過年度決算修正に係わる費用、旧C4T時代に取得した関連子会社ののれんの減損損失の計上を主因に予想数値を下回る結果となりました。
(2) 個別業績予想との差異が生じた理由
個別において売上高は、SBIグループ向け受託開発事業へ積極的に取り組み、順調な開発及びサービス提供により予想数値を大きく上回りました。
営業利益につきましては、コスト削減に努めたものの、開発規模の拡大に伴う売上原価の上昇や将来獲得が見込まれる案件に対しての人的投資を行ったことにより予想数値を下回りました。
経常利益、当期純利益につきましては、上記3.(1)に記載いたしました旧C4T時代に取得した当社連結子会社の業績悪化に伴う、貸倒引当金及び関係会社株式評価損等を計上したこともあり、予想数値を下回る結果となりました。
個別において売上高は、SBIグループ向け受託開発事業へ積極的に取り組み、順調な開発及びサービス提供により予想数値を大きく上回りました。
営業利益につきましては、コスト削減に努めたものの、開発規模の拡大に伴う売上原価の上昇や将来獲得が見込まれる案件に対しての人的投資を行ったことにより予想数値を下回りました。
経常利益、当期純利益につきましては、上記3.(1)に記載いたしました旧C4T時代に取得した当社連結子会社の業績悪化に伴う、貸倒引当金及び関係会社株式評価損等を計上したこともあり、予想数値を下回る結果となりました。
以上