2013年8月26日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で 5-アミノレブリン酸(ALA)(※)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員CEO:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)はバーレーンのKing Hamad University Hospital(所在地:バーレーン・ムハラク、以下「キングハマド大学病院」)と、同国の医療を向上させるという共通の目的のもと、ALAに関する臨床研究の実施に向けて相互協力していくことで基本合意いたしましたのでお知らせいたします。

 SBIファーマはバーレーン政府と連携し、同国でALA事業を推進していくことを2012年4月に発表しており、既にキングハマド大学病院とは大腸がんのALAを利用した光線力学診断の臨床研究の準備を進めております。今回の基本合意により、その他がんの診断、治療における臨床研究についても検討していく予定です。
 また、現在SBIファーマはバーレーン国防軍病院糖尿病診療科や湾岸諸国立大学Arabian Gulf Universityの附属病院、バーレーン医科大学(Royal College of Surgeons in Ireland - Medical University of Bahrain)等でALAを利用した糖尿病の臨床研究開始に向けても既に準備を進めております。
 SBIファーマはバーレーン政府と緊密に連携して事業を進めていくとともに、世界中の一人でも多くの方の健康に携われるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、国内外のパートナーとの研究開発に努めてまいります。

【King Hamad University Hospital(キングハマド大学病院)とは】
 2010年にバーレーンのハマド国王によって設立された国内2件目の国立総合病院で、バーレーン国防軍によって運営されている。関連する医療センターや応急・救急サービスではバーレーン保健省とも連携している。

(※)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与するタンパク質の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以上