2015年5月11日
SBIホールディングス株式会社

当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)のカンボジアにおける証券事業子会社であるSBI Royal Securities Plc.(本社:カンボジア王国プノンペン市、Chairman:宗 英一郎、以下「SBIロイヤル証券」)は、このたび同国における工業団地開発・運営の最大手企業Phnom Penh SEZ Co., Ltd.(以下「プノンペン経済特区社」)のカンボジア証券取引所への株式上場にあたり、カンボジア証券取引委員会の承認を前提に、共同主幹事として現地証券会社のCampu(カンプ) Securities Plc.とともに選定され基本合意に至りましたので、お知らせいたします。

プノンペン経済特区社が運営する工業団地の一つである「プノンペン経済特区」は、総面積が東京ドーム77個分にあたる約360万平方メートル、日系企業43社を含む78社が入居しており、同国において最大規模の工業団地です。今後は、タイとの国境沿いに位置する地方都市ポイペトに新たな工業団地を開発する予定であり、日系企業をはじめとした外資企業が直面しているタイの労働力不足問題を解決する生産分業の適地として多くの企業の誘致が見込まれています。このたびの株式上場は2015年中を予定しております。

SBIロイヤル証券は、カンボジア政府から証券事業フルライセンスの認可を取得した同国における日系唯一の総合証券会社であり、このたびの株式上場における引受株式の販売ではカンボジアのみならず、当社グループの海外ネットワークを活用し、販売を行っていく予定です。

当社グループは、カンボジアではSBIロイヤル証券のほか「プノンペン商業銀行」(正式名称:Phnom Penh Commercial Bank Limited)において銀行事業を行っております。プノンペン商業銀行はカンボジア国内に10支店を展開し、6期連続での増収増益を達成しており、当社グループの同国における金融サービス事業は順調に拡大しております。今後も銀行・証券の両面からカンボジアにおける金融サービス事業のさらなる深化を推進するとともに、同国の経済・金融の発展に貢献してまいります。

以上