2020年4月30日
SBIホールディングス株式会社

 当社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の持分法適用関連会社であり、韓国におけるベンチャーキャピタルであるSBIインベストメントコリア株式会社(本社:韓国ソウル市、代表取締役:イ・ジュンヒョ、宗 英一郎、以下「SBIインベストメントコリア」)はこのたび、韓国系投資機関である韓国成長金融より「成長支援ファンド」(以下「本ファンド」)の委託運用会社に選定され、新たに「2020 SBIスケールアップファンド」(出資約束金最低額800億韓国ウォン(約72億円))を設立することとなりましたので、お知らせ致します。

 本ファンドは、韓国政府の経済政策のもと革新成長産業の育成を目的として組成するもので、 SBIインベストメントコリアは、①Industry4.0に代表される製造業のデジタル化、②第4次産業革命の重要インフラである第5世代移動通信システム(5G)、③ミレニアル世代がもたらす新しい価値観とライフスタイルの変化に応えたサービスまたはインフラを提供するベンチャー・中小企業を対象に投資を行います。
 ファンド規模は最低で800億韓国ウォン(約72億円)で、韓国成長金融が304億韓国ウォン(約27億円)、SBIインベストメントコリアが100億韓国ウォン(約9億円)、韓国内の機関投資家が最低396億韓国ウォン(約36億円)を出資し、最終的には800億韓国ウォン(約72億円)以上での組成を目指しております。

 SBIインベストメントコリアは、これまでも複数の韓国政府系機関より複数のファンド運用を受託した実績を有しています。主な政府系機関には、中小企業振興公団、文化体育観光部、科学技術情報通信部等から出資を受け組成された韓国母胎ファンド(fund of funds)、企業成長の生態系を備えるための母ファンドを企画・運用する韓国成長金融、産業の開発・育成等に必要な資金を供給・管理する韓国産業銀行等があります。SBIインベストメントコリアの2020年3月末日時点の運用資産残高は11,297億韓国ウォン(約1,130億円)で、25のファンドを運用しております。
 今後も積極的にベンチャーキャピタル事業を推進するとともに、韓国国内での革新成長産業の育成等を通じ、ファンド収益の拡大を目指してまいります。

【ご参考:新ファンドの概要】
ファンド名 : 2020 SBIスケールアップファンド
運用期間 : 8年
投資対象 : 革新成長産業等に属する韓国国内ベンチャー・中小企業
ファンド規模 : 800億韓国ウォン(約72億円) (最低組成額)

※1韓国ウォン=0.09円にて換算

以上