2010年6月30日
SBIリサーチ株式会社
株式会社クララオンライン

 

 SBIリサーチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:沖田貴史、以下「SBIリサーチ」)と、株式会社クララオンライン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:家本賢太郎、以下「クララオンライン」)は、中国各地域から上海万博に出展中の日系企業のウェブサイトへのアクセス速度調査を共同で実施しましたので、その結果をランキング形式で発表いたします。

◆上海万博に出展する日系企業のウェブサイト アクセススピードランキング

順位会社名HTTP(KB/s) ※1調査対象URL
1キヤノン株式会社(中国語サイト)137.27http://www.canon.com.cn/
2トヨタ自動車株式会社(中国語サイト)121.74http://www.toyota.com.cn/
3パナソニック株式会社(中国語サイト)104.34http://panasonic.cn/
4日立グループ(中国語サイト)103.74http://www.hitachi.com.cn/
5本田技研工業株式会社(中国語サイト)92.72http://www.honda.com.cn/
6株式会社小松製作所(中国語サイト)86.95http://www.komatsu.com.cn/
7上海万博 日本館 公式サイト83.97http://www.expo-japan.jp/
8ユニ・チャーム株式会社(中国語サイト)78.01http://www.unicharm.com.cn/
9株式会社資生堂(中国語サイト)75.03http://www.shiseido-expo.cn/
10株式会社INAX(中国語サイト)74.75http://www.inax.com.cn/
11トヨタ自動車株式会社(日本語サイト)73.83http://www.toyota.co.jp/
12TOTO株式会社(中国語サイト)72.50http://www.toto.com.cn/
13三起商行株式会社(ミキハウス)(日本語サイト)69.39http://www.mikihouse.co.jp/
14株式会社ブリヂストン(中国語サイト)67.43http://www.bridgestone.com.cn/
15全日本空輸株式会社(日本語サイト)66.83http://www.ana.co.jp/
16住友化学株式会社(日本語サイト)65.97http://www.sumitomo-chem.co.jp/
17東レ株式会社(中国語サイト)65.44http://www.toray.cn/
18トステム株式会社(中国語サイト)63.86http://www.tostem.com.cn/
19東レ株式会社(日本語サイト)63.26http://www.toray.co.jp/
20凸版印刷株式会社(日本語サイト)63.08http://www.toppan.co.jp/
※ 全77サイトより上位20社を一部抜粋して掲載

【調査概要】
調査対象:2010年上海万博 日本館公式サイトおよび日本産業館公式サイトよりリンクが張られている日系企業のURL(日本語ウェブサイト・中国語ウェブサイト)調査期間:2010年6月1日 ~ 2010年6月10日調査方法:「WebSpeed」※2を使用した、中国各地のユーザPCからの計測
※ 中国大陸部の各省・直轄市・自治区の10万人以上のパネラーからの実測値をベースとする

 このたびの調査では、SBIリサーチの中国本土からのサイトアクセス速度をレポーティングするサービス「WebSpeed」を利用し、上海万博の日本館公式サイトおよび日本産業館公式サイトよりリンクが張られている日系企業、約60社75サイトと日本館・日本産業館の公式サイトを併せた77サイトの日本語ウェブサイト・中国語ウェブサイトを対象に実施しております。

【調査結果レポート】
HTTP通信のスピード計測では、最もスピードの速いサイトと最も遅いサイトに8倍近くの差が出る結果となりました。主な理由としては、企業サイトを中国本土内のデータセンターにサーバを設置し、運用しているかどうかが考えられます。上位20サイトの内、13サイトが中国本土内、もしくは香港のデータセンターを利用しており、それらの企業サイトは、整備が不完全と言われる日本・中国間のインターネットインフラ環境に対して、既に策を講じていると言えます。
 またエリア毎の分析では、インターネットインフラが整備されている地域ほど企業サイトへのアクセス速度が速く、サーバへアクセスができなかったことを示す「失敗率」も低くなっており、地域間の差が顕著に表れております。

 SBIリサーチとクララオンラインは、上海万博の会期中(2010年4月30日~10月31日)は継続して共同調査を実施する所存であり、次回の共同調査は2010年7月下旬を予定しております。
 なお、7月15日には、SBIリサーチ、クララオンライン共催、SBIチャイナブランディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:沖田貴史、以下「SBIチャイナブランディング」)後援のもと、中国のインターネットインフラに関するセミナーを開催いたします。詳細、お申込みについては、以下SBIチャイナブランディングのホームページにてご確認ください。
http://www.sbicb.com/event/seminar/index.html

 今後も、中国全域のネットユーザを網羅した客観的なデータを提供するSBIリサーチと、中国インターネットコンサルティングサービスを提供するクララオンラインは、両社のもつノウハウを融合し協力することによって、中国展開を考える事業者を支援する最適な環境づくりを目指してまいります。

【SBIリサーチ株式会社について】

社名SBIリサーチ株式会社
設立年月日2009年11月5日
代表者代表取締役 執行役員Co-CEO 沖田 貴史
取締役 執行役員Co-CEO 楊 偉慶
事業内容中国におけるオンラインリサーチ業務、中国のネット市場関連レポートの販売
URLhttp://www.sbi-research.jp/

 SBIリサーチは、オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランスと中国最大手のインターネット調査会社である上海艾瑞市场咨询有限公司(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊 偉慶、以下「中国アイリサーチ社」)の合弁会社になります。中国アイリサーチ社が中国国内で発表している各種インターネット白書の翻訳販売や中国進出を検討している企業へのカスタマイズリサーチを行っております。

【株式会社クララオンラインについて】

社名株式会社クララオンライン
設立年月日1997年5月20日
代表者代表取締役社長 家本 賢太郎
事業内容インターネットサービス基盤事業
URLhttp://www.clara.co.jp/

 クララオンラインは東京、名古屋、シンガポール、および台湾を拠点に「アジアNo.1のインターネットサービスプラットフォームカンパニー」をビジョンに掲げ、グローバルに展開をしているインターネットサービス基盤事業者で、現在は東京、岐阜、北京、上海、台北、シンガポール、クアラルンプールの7都市10拠点のデータセンターでサーバを運用しております。

※1 HTTP(KB/s):1秒間に転送するデータ量を示す。この数値が大きいほど、HTTP転送能力が高いことを意味する
参考までに中国4大ポータルサイトのHTTP平均速度は149.75(KB/s)である
(中国アイリサーチ社調べ)
※2 WebSpeed:日本・中国間のウェブサイトへのアクセススピードを計測するサービス
中国大陸の各地域(西北・西南・東北・華北・華中・華南・華東)、および各省/直轄市/自治区
また中国大陸部主要ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)毎のデータ比較が可能