2010年10月5日
SBIリサーチ株式会社

 中国国内におけるインターネット調査情報をもとに、日本の事業者に向けた情報・サービスを提供するSBIリサーチ株式会社(東京都港区 代表取締役:沖田 貴史、以下「SBIリサーチ」)は、中国のインターネット事情に関する報告書の日本語版を、2010年10月より毎月発行してまいります。

◆中国インターネット事情に関する報告書について
今回発行を開始する報告書は、中国最大手のインターネット調査会社「上海艾瑞市场咨询有限公司」(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊 偉慶、以下「中国アイリサーチ社」)協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります。中国アイリサーチ社は、中国全域に様々なリサーチ網を有し、最新かつ正確なデータ分析のもと、報告書を作成しております。今般の日本語版の発行により、日本の事業者は日本で得ることが難しい現地のインターネット事情をいち早く入手することが可能となります。

(※)SBIリサーチは、中国アイリサーチ社が定期的に発表している報告書の中から、中国市場に注目する日本事業者にとって有益となる内容(報告書)を選出し、毎月発表いたします。

 第1弾としては、「2009-2010年中国ネットショッピング業界の発展に関する報告書」および「2010年中国ネットショッピングユーザに関する研究報告書」を発表いたします。

◆第1弾報告書について
【2009-2010年 中国ネットショッピング業界の発展に関する報告書】・・・ 報告書(1)
中国のネットショッピング市場のユーザ規模や取引規模、売上高構成(自社ECサイトとモール型ECサイト)やそれぞれの取引規模など、中国のネットショッピング業界の動向に関する最新調査

【2010年 中国ネットショッピングユーザに関する研究報告書】・・・ 報告書(2)
ネットショッピングユーザの属性(年齢、学齢、所得など)や購入頻度、購入金額や売れ筋商品(男女別、年齢別)、人気サイトやサイトの選択基準、ネットショップの個人運営者の属性など、中国のネットショッピングユーザの動向や属性に関する最新調査

以下、本報告書の内容を一部抜粋して掲載いたします。

(※)報告書に記載する「中国アイリサーチ社」とは、中国最大手のインターネット調査会社「上海艾瑞市场咨询有限公司」(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊 偉慶)を示します。

1. 2007年~2013年 中国のネットショッピング市場のユーザ規模(報告書(1))
2007年~2013年 中国のネットショッピング市場のユーザ規模
中国アイリサーチ社の統計データによると、2009年の中国のネットショッピングユーザ規模は1億人900万人を突破、ネットユーザ全体の28.4%を占めている。
現在、ネットショッピングユーザは主として主要都市に分布しているが、内陸部、地方都市における潜在的なネットショッピングユーザの増加により、中国ネットショッピング市場の更なる成長が期待されている。
2. 2007-2013年 自社ECサイト(B2C)の取引規模(報告書(1))
2007-2013年 自社ECサイト(B2C)の取引規模
中国アイリサーチ社の統計によると、2009年度の中国の自社ECサイト(B2C)市場の取引規模は145億元に達し、前年比で108.5%の増加を示す。これは、「浙江緑森(lusen.jieju100.com)」、「蘇寧易購(suning.cn)」、「国美商城(gome.com.cn)」、「1号店(yihaodian.com)」、「珂蘭鑽石(kela.cn)」など、新興EC企業による市場参入の影響が考えられる。
ネットショッピングが新たな販売チャネルとして普及したことで、既存ブランドやメーカーによるEC市場参入が進み、ネットショップによる起業も増加している。
3. 2009年 自社ECサイト(B2C)の市場シェア(報告書(1))
 中国アイリサーチ社の統計によると、2009年度の自社ECサイト(B2C)市場において、京東商城(360buy.com)の取引総額が40億元に達し市場総額の27.6%を占め、卓越(amazon.cn)、当当(dangdang.com)がこれに続き、それぞれ14.7%、11.8%を占める。
市場シェア上位トップ10の自社ECサイト(B2C)のうち、デジタル製品、通信製品などを主力商品とするサイトが5サイトと、実に半数を占める。
4. 2009年 中国のネットショッピングユーザの購入頻度の分布(報告書(2))
 2009年のネットショッピングユーザの年間でのネットショッピングにおける商品購入頻度は、3~10回が一番多く37.6%となった。また、2009年は2008年に比べ3回未満が減少し、11~30回が増加傾向にある。これにより「ネットショッピング」が習慣として定着してきていることがうかがえる。
5. 2009年 中国のネットショッピングユーザ間の男女別売れ筋商品(報告書(2))
2009年 中国のネットショッピングユーザ間の男女別売れ筋商品
 2009年のネットショッピングにおける男女別売れ筋商品は、女性ではアパレル製品が圧倒的な人気で次いで化粧品と続く。一方、男性ではアパレル製品に偏らず書籍、IT製品にも人気が集まる。
6. 2009年 中国のネットショッピングユーザ間の年齢別売れ筋商品(報告書(2))
 2009年のネットショッピングにおける18歳未満~40歳以上の年齢別売れ筋商品は、アパレル製品・バッグ・靴類が、どの年齢層においても人気が高く1位で、次に書籍が続く。またバーチャル商品の購入者は、30歳以下の消費者が圧倒的多数を占める。

より詳細なデータについては下記までお問い合わせください。

 今後もSBIリサーチは日本の事業者を対象に、中国でのEC展開に役立つ、最新で正確な現地のインターネット事情を取りまとめた報告書を毎月発行してまいります。

【SBIリサーチ株式会社について】

社名SBIリサーチ株式会社
設立年月日平成21年11月5日
資本金30百万円
代表者代表取締役執行役員Co-CEO 沖田 貴史
取締役 執行役員Co-CEO 楊 偉慶
事業内容・ 中国アイリサーチ社が中国国内で発表している各種インターネット白書の翻訳販売
・ 各企業向けにカスタマイズした個別調査などの中国市場調査事業
URLhttp://www.sbi-research.jp/

以上