「中国のECに関する報告書」および「中国のインターネットエコノミーに関する報告書」
（2011年第3四半期：7～9月）の日本語版を発行

2012年2月14日
SBIリサーチ株式会社

 　中国国内におけるインターネット調査情報をもとに、日本の事業者に向けた情報・サービスを提供するSBIリサーチ株式会社（東京都港区　代表取締役：沖田　貴史、以下「SBIリサーチ」）は、「中国のECに関する報告書」ならびに「中国のインターネットエコノミーに関する報告書」（2011年第3四半期）の日本語版を発行いたしました。

・2011年第3四半期の中国のEC市場全体における総取引額は、1.8兆元（約22兆1,400万円）に達し、2011年第2四半期と比較して9.1%増加、2010年第3四半期と比較して47.6%増加した。

・2011年第3四半期の中国のネットショッピングB2C市場における総取引額は、1975.1億元（約2兆4,293.7億円）に達し、2011年第2四半期と比較して11.5%増加、2010年第3四半期と比較して73.4%増加するなど、依然として高い成長を維持している。

・2011年第3四半期の中国のネットショッピングB2C市場における総取引額のシェア（モール型サイト、自社サイトの双方を含む）は、「淘宝商城（tmall.com）」が50.9%を占め1位と圧倒的な強さを見せ、「京东商城（360buy.com）」が18.6%を占め2位となった。3位以下においては、残り30%のシェアを各社が奪い合う状態にあるが、2011年第3四半期においては家電製品を販売する「苏宁易购（suning.com）」が3.4%を占め、3位となった。

◆その他の主なトピックス
-中国のネット旅行予約市場規模およびシェア
-中国の共同購入市場ランキング
-中国のEC業界分析
-中国のインターネットエコノミー市場における発展状況
-中国のインターネットエコノミー市場における規模
-中国のユニークユーザ数サイトランキング

（※）総取引額とは：
本報告書における「総取引額」とは、各企業による自社の売り上げと自社サービス提供にまで関わったすべての事業者の売上を含んだものを指します。
（※）インターネットエコノミーとは：
インターネットによって成り立ち、PCやモバイルなどを媒介手段として取り交わされるインターネットショッピング（B2C・C2C・B2Bのすべてを含む）、オンラインゲーム、インターネット広告など、関連企業を含めたそのビジネス取引全体のことを指します。
（※）人民元から日本円へのレート換算は、2012年2月14日現在の数値を利用しています。

 　なお、次回は「中国のECにおけるアウトソーシングサービス市場に関する報告書2(2010年～2011年)」を発行する予定です。

 　今後もSBI リサーチは、日本の事業者を対象に、中国でのEC展開において有益な、最新で正確な現地のインターネット事情を取りまとめた報告書を毎月発行してまいります。

その他のデータ、グラフ、情報などをご希望の方は、お気軽に以下にお問い合わせください。
【SBIリサーチ報告書　お問い合わせ・購入お申込みフォーム】
https://www.veritrans.co.jp/contact/sbiresearch_form.html

◆中国インターネット事情に関する報告書について
 　本報告書は、中国アイリサーチ社協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります。
 　中国アイリサーチ社は、中国全域に様々なリサーチ網を有し、最新かつ正確なデータ分析のもと、報告書を作成しております。SBI リサーチが日本語版を発行することにより、日本の事業者は日本で得ることが難しい現地のインターネット事情をいち早く入手することが可能となります。

以上