2012年8月30日
SBI少額短期保険株式会社

 SBI少額短期保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:新村 光由)は、2012年8月23日~8月27日の5日間、全国の持家に住む20代~60代の方を対象に、地震災害に関するアンケート調査を実施し、500名の有効回答を得ましたので、その結果をお知らせいたします。

◇地震に備えて万全な再建費用を準備している方は全体の6.3%
  地震で被災した場合の再建費用について、保険や貯蓄などで万全な再建費用を準備している方は、全体の6.3%でした(Q4参照)。再建費用の80%を準備されている方を含めても14.2%という結果となりました。また住宅ローンを利用中の方に限った場合には、再建費用の80%以上を準備されている方の割合は9.9%とさらに低くなるという結果でした。

● 火災保険や地震保険について理解されていない方が、全体の約半分。
 火災保険では地震を原因とする倒壊・火災などの被害が補償されないことを「知っている」「なんとなく知っている」と答えた方は86.0%でした。また地震を原因とする被害を補償する地震保険ですが、その補償額が火災保険の半分までということを「知っている」「なんとなく知っている」と答えた方は49.0%でした(Q1参照)。昨年の東日本大震災以降、地震補償への関心が高まっており、地震による火災被害は火災保険では補償されないことはよく知られている一方で、地震保険の補償額の上限についてはまだしっかりと認知されていないようです。いざという時に困らないように今一度火災保険・地震保険の補償内容についてご確認されるとよいと考えられます。
● 自宅再建への備えは「地震保険」「貯蓄やその他金融資産」で準備している方が多い。
● 住宅ローンを借りている場合、被災した際に二重ローンに陥る可能性がある。
 多くの方が被災した場合の自宅再建に備えて何らかの準備をしていますが、再建費用の80%以上を準備している方は全体の14.2%と少なくなっています(Q4参照)。また現在住宅ローンを借りている方の中で80%以上の再建費用を準備している方は9.9%となっており(Q5参照)、借入状況によっては災害発生時に返済中のローンに加えて新たな再建のためのローンが発生し、二重ローンを抱えるリスクがありますので補償について今一度確認がご必要と思われます。
Q1. 地震保険の補償額は、最大で「火災保険の50%」までということをご存知ですか。   Q2. 火災保険では、「地震」を原因とする火災・倒壊・地崩れ・土砂災害・津波・地盤沈下・液状化などでの被害が補償されないことをご存知ですか。
Q1結果   Q2結果
Q3. ご自宅が「地震」で被災した際に、ご自宅を再建する費用の捻出方法としてどのような方法をご準備されていますか。次の中から、あてはまるものを≪いくつでも≫お選びください。
Q3結果
Q4. 仮に「地震」でお住まいが被災し再建する場合には大きな費用がかかりますが、備えはその再建費用の何%くらいになりますか。(全体)   Q5. 仮に「地震」でお住まいが被災し再建する場合には大きな費用がかかりますが、備えはその再建費用の何%くらいになりますか。(住宅ローン保有者)
Q4結果   Q5結果

◇6割以上の方が、将来の大地震の発生に不安を感じている。
 58.8%の方が近い将来自分の住んでいる地域で大地震が「発生する」「どちらかといえば発生する」と考えており(Q6参照)、また大地震が起こった際に62.4%の方が「被害を受ける」「どちらかといえば被害をうける」と感じています。多くの方が将来の大地震について不安を感じているのがわかります(Q7参照)。

● 被災後の家族との連絡方法や避難場所を決めているのは3割にとどまる(Q8参照)。
● 家族との連絡手段として携帯電話でのメールを想定している方が52.0%、通話を想定している人が47.4%と「携帯電話」が最も多く、「災害用の各種伝言サービス」を想定している人も全体の43.8%に(Q9参照)。
 被災時の家族との連絡方法や避難場所を決めているのは31.8%と半数以下でした(Q8参照)。昨年3月の東日本大震災の発生時には、電話やメール等がつながりにくく、家族との連絡が取りづらかった一方でTwitter等のSNSでの連絡も注目されましたが、現状では連絡手段としてSNSを想定している方は11.4%とまだ少ないようです(Q9参照)。被災した際には様々な状況が想定されますので、ご家族と複数の連絡手段を検討しておくことが大切です。
Q6. 近い将来、現在あなたが住んでいる地域で大地震が発生すると思いますか。   Q7. 大地震が発生した場合、あなたのお住まいは倒壊や損傷などで大きな被害を受けると思いますか。
Q6結果   Q7結果
Q8. あなたのご家庭で現在行っている地震対策を教えてください。次の中から、あてはまるものを≪いくつでも≫お選びください。   Q9. 被災時のご家族や友人との安否確認には、どのようなものを活用することを想定していますか。次の中から、あてはまるものを≪いくつでも≫お選びください。
Q8結果   Q9結果

◇「防災の日」の認知度は83.4%
 全体の60.6%の方が9月1日が「防災の日」ということを「知っている」と回答しました。また、「防災の日」が「あることは知っている」「聞いたことがある」という方は22.8%おり、「防災の日」の認知度は全体の83.4%に上りました(Q10参照)。テレビのニュースなどで地震や大雨等の報道がたびたびされる現在、日ごろから「防災」を意識していることがうかがえます。

Q10. 9月1日が「防災の日」であることをご存知でしたか。
Q10結果
【アンケート概要】
■アンケートタイトル 「地震災害」に関するアンケート
■リサーチ実施日 2012.08.23(木)~ 2012.08.27(月)
■リサーチ実施方法 インターネットリサーチ
■リサーチ対象ターゲット 性別:男女 年齢:20代~60代 職業:指定しない 地域:全国
住居形態:持ち家(一戸建て・マンション)
■調査地域 全国
■有効回答数 500名
■実施機関 株式会社メルリンクス
【会社概要】
商号 :SBI少額短期保険株式会社(英文表記:SBI SSI Co.,Ltd.)
代表者 :新村 光由
登録番号 :関東財務局長(少額短期保険)第1号
本社所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル 18F
URL http://www.jishin.co.jp/

 SBI少額短期保険株式会社は、2006年に少額短期保険(通称:ミニ保険)業者の第1号として登録を完了した、住宅向け地震リスクを専門に保険引受を行う会社です。インターネット総合金融グループであるSBIグループの一員となったことを受け、2012年6月に「日本震災パートナーズ株式会社」から「SBI少額短期保険株式会社」へと社名変更を行いました。今後は、グループ各社とのシナジー効果を追求し、安定した財務基盤のもと、お客様に必要とされる保険商品を開発・提供してまいります。