2013年9月5日
モーニングスター株式会社
中立的な第三者としての立場から各種金融商品・ウェブサイトの客観的な評価・比較を行うモーニングスター株式会社(以下、モーニングスター)は本日、「Gomez地方銀行サイトランキング2013」をGomezのウェブサイト(http://www.gomez.co.jp/)で発表しました。
地方でのインターネット利用が広がり、顧客とのコミュニケーションチャネルとして地域金融機関のウェブサイトが持つ重要性は日々増大しています。各種金融商品やサービス、店舗やATMの案内などが掲載されたウェブサイトは、インターネットバンキングを利用しない窓口利用中心の顧客層にとっても、重要な情報収集媒体としての役割を持ちます。
そこでモーニングスターは、地域金融の中核を担う地方銀行・第二地方銀行のウェブサイト、とりわけ顧客とのコミュニケーションの起点となるプロモーションサイト(ログイン前の一般ユーザー向けサイト)のユーザビリティやコンテンツを評価したランキング調査を毎年実施しており、今回で3回目の発表となります。当ランキングでは、「機能性・使いやすさ」と「商品・サービス情報の充実度」の2つの視点から構成される160の調査項目によりモーニングスターのアナリストが評価を行い、総合的に優れた地方銀行サイトのランキングを決定しています。
「Gomez地方銀行サイトランキング2013」総合得点上位10サイトは、以下のようになりました。
順位 | 得点 | 銀行名 | 前回※ |
1位 | 8.58 | 横浜銀行 | 14位 |
2位 | 8.30 | 千葉銀行 | 1位 |
3位 | 7.83 | 広島銀行 | 2位 |
4位 | 7.42 | 福岡銀行 | 4位 |
5位 | 7.38 | 東京スター銀行 | 3位 |
6位 | 7.25 | 近畿大阪銀行 | 18位 |
7位 | 7.24 | 京葉銀行 | 10位 |
8位 | 7.12 | 常陽銀行 | 9位 |
9位 | 7.11 | 熊本銀行 | 5位 |
9位 | 7.11 | 親和銀行 | 5位 |
■機能性・使いやすさ
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■商品・サービス情報の充実度
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【上位サイトの特徴】
「Gomez地方銀行サイトランキング2013」の総合1位は、横浜銀行となりました。ウェブサイトのフルリニューアルにより評価を飛躍的に向上させています。とくに「機能性・使いやすさ」の評価において群を抜いており、そのユーザビリティの高さが大きな特徴となっています。トップページ、各カテゴリの振り分け、個別商品・サービス紹介ページのすべてにわたって巧みな空間利用とアイコン等を活用した直感的な誘導と説明が行われ、読みやすく、わかりやすいウェブサイトを実現しました。各金融商品コンテンツのクオリティも高く、ユーザビリティとコンテンツの両面から最高級の評価となっています。
総合第2位は千葉銀行となりました。「商品・サービス情報の充実度」のカテゴリで第1位の最高評価となっており、商品紹介ページのポイント解説と詳細説明の工夫をはじめ、コンテンツ面でのさまざまな工夫が特徴的なウェブサイトとなっています。また、回遊しやすいナビゲーション体系、ユーザーの理解を助ける情報展開など、全体を通じて統一され理路整然としたサイト構成が、充実したコンテンツを支えています。
総合第3位は広島銀行となりました。「商品・サービス情報の充実度」では第3位となり、スコアも8点を超過したきわめて高い評価を獲得しています。全体的に視認性に優れたコンテンツづくりを実現していて、商品属性をうまく表現した振り分けページや商品ラインナップページの一覧性の高さ、そしてライフイベントからの金融商品への接近など、ユニークな情報展開が行われています。
【調査概要】
調査期間 | ◆2013年8月19日~28日 ◆ランキング結果は8月28日までの各社サイトに基づいています。 |
調査対象 | ◆地域金融の中核を担う地方銀行と第二地銀(協会会員行)を予選調査の対象とします。 ◆上記を対象として予選調査を行い、そのうち一定水準以上のクオリティを持つ50サイトをランキングにノミネートし、スコアリングの対象とします。 |
調査範囲 | ◆ログイン前の一般ユーザー向けプロモーションサイトを評価対象とします。 ◆ログイン後のインターネットバンキングサービスは評価対象外となっています。 |
【評価方法】
本調査では、「機能性・使いやすさ」「商品・サービス情報の充実度」の2つの切り口から設定された160の調査項目に基づいてモーニングスターのアナリストが調査を行います。主な評価内容は以下のとおりです。
カテゴリ名称 | 評価内容 |
機能性・ 使いやすさ |
ウェブサイトの使いやすさを評価するカテゴリです。(1)メニューとナビゲーション、(2)コンテンツの使いやすさ、(3)デザインとアクセシビリティ、(4)安定性と信頼感、(5)情報検索とユーティリティ機能などが評価のポイントとなります。 |
商品・サービス 情報の充実度 |
ウェブサイトの情報量を評価するカテゴリです。(1)インターネットサービス情報、(2)貯蓄性商品に関する情報、(3)投資性商品に関する情報、(4)ローン商品に関する情報、(5)会社・店舗・ATM情報などが評価のポイントとなります。 |
以上