2017年3月3日
SBIいきいき少額短期保険株式会社

SBIいきいき少額短期保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:島津勇一、以下「当社」)は、当社の保険加入者を対象に“終活”に関するアンケート調査を実施しました。この度は1,400名の方から回答を得た調査結果を報告いたします。
なお、今後も継続的に“終活”に関連するアンケートを行っていく予定です。

調査結果サマリー
約90%の方が“終活”という言葉を知っている(聞いたことがある)と回答。 (別紙P.1参照)
“終活”はシニア層には周知の言葉ではあるものの、約25%が「知らない」「具体的なことは知らない」との回答も。
約80%の方が“終活”について家族と話した(話したい)と思っていると回答。 (別紙P.1参照)
“終活”について家族で話したことがある方が約37%、話したいと思っている方が約42%と多数。
⇒この背景には「家族には迷惑をかけたくない」という共通の想いが。
今回のアンケートでは、保険契約者の方に、“終活”に関して感じていることを自由に記入してもらいましたが、“終活”をしている方の回答に多く見受けられたのが、「迷惑をかけたくない」という想いでした。
家族と事前に相談をすること、葬儀の意向、身辺整理などは、いずれも自身が亡くなった後に家族が困らないようにという家族への想いから起こる行動と言えます。
“終活”はまずは「お金の準備」をしてから「物の整理、片付け」へ。 (別紙P.2参照)
“終活”に関し、「すでに行ったこと」として約52%(730名)の方が保険の加入状況などを確認する「お金の準備」を回答、ご自身の生活の安心に備えています。回答者のコメントからは家族葬を希望する声が多く、お葬式程度の備えを想定している様子が見受けられました。
次に、約43%(595名)の方が「人生を楽しむこと」と回答しています。
また、「これから行いたいこと」としては、約37%(517名)の方が家族に負担をかけないために「物の整理、片付け」を挙げています。
⇒すでに行ったこととこれから行いたいことを比較すると“終活”を考える行動が読み取れます。
“終活”に関し、まず実践するのは、「お金の準備をすること」や「いまの人生を楽しむこと」であり、それらの後に「物の整理、片付け」に取り組もうとする傾向があります。
“終活”は「自身で行いたいこと」と「家族等に行ってほしいこと」では傾向が異なる結果に。
(別紙P.3参照)

“終活”に関し、自身が行っていることまたはこれから行いたいこととして、「物の整理、片付け(982名)」を挙げる方が最多となりました。
一方、家族や親しい友人に「行ってほしいこと」については、「特になし(405名)」という回答が最多となり、続いて「物の整理、片付け(169名)」、「いまの人生を楽しむこと(130名)」が挙げられています。
「物の整理、片付け」や「いまの人生を楽しむこと」は自身や家族に共通する“終活”のテーマである一方、まずは自身で行動し、家族の方には多くのことを求めないという気遣いが伺われる結果となりました。
「これからよりよく生きるための資金を備えたい」とする方が多いという結果に。
(別紙P.4参照)

“終活”を行動する上での必要な資金を「もしもの時」と「これからよりよく生きるため」に分けてどの程度必要だと思うかの問いについては、どちらも「不明」が20%を超えました。 500万円超の資金を必要だとする方の割合は、「よりよく生きるための資金」の方が約14%となり、「もしもの時」の約4%より格段に高くなっています。
■加入者アンケート調査の概要
調査対象:当社保険契約者 全国男女45,083名
調査方法:当社会報誌「いきいき世代通信」同封アンケートに自筆記入の上、当社へ返送
調査期間:2016年12月9日~2017年1月17日までの回答分
回答人数:1,400名
回答者構成:約70%が60歳~70歳代。女性が69%、男性26%、性別無回答6%
※本調査レポートの百分率表示は小数点第1位で四捨五入の丸め計算を行っているため、  合計しても100%とならない場合がございます。

以上

■(別紙)加入者アンケート調査結果の詳細

(2016年12月当社「加入者アンケート」結果より)
※本調査レポートの百分率表示は小数点第1位で四捨五入の丸め計算を行っているため、 合計しても100%とならない場合がございます。

【1】あなたは“終活”を知っていますか?
「知っている」、「聞いたことはある」と回答した方は全体の約91%を占めています。
しかしながら、およそ5人に1人の方は「聞いたことはあるが具体的なことは知らない」と回答しており、“終活”という言葉が認識されているものの、実際に何が“終活”なのか把握されていない方もいることが伺えます。
「知っている」と回答した方からは、「実父が亡くなる1年前にすべての準備をして行ってくれました。私達(子供)と母は、何も迷わず父の遺言に従い円満に済むことが出きました。やはり終活は残された者として大切な事と思いました。」と実体験から“終活”の大切さを感じたというコメントも寄せられました。

あなたは“終活”を知っていますか?

【2】“終活”について、家族で話したことはありますか?
「まだないが、話したいと思っている」が約42%と最も多く、「ある」の約37%を上回っています。
「ある」と回答した方は、配偶者や子供に保険、葬儀方法など、もしものときに家族が困らないよう相談をしているとのコメントが見受けられました。
一方、家族と話せていない方のコメントからは、「子供達が早過ぎる話だと思い中々聞き入れてくれず全て、文書にて準備をしました。」など、家族にとって“終活”はまだ早い、あるいはネガティブな印象があることがわかりました。

“終活”について、家族で話したことはありますか?
【3】“終活”について
[1]あなた自身がすでに行っていること [複数回答可]
自身が行っていることとして最も多いのが「お金の準備(保険等)(730名)」、 次いで「旅行や趣味などいまの人生を楽しむ(595名)」、「お墓の準備(497名)」となりました。
お金の準備として、「生命保険のリスト作成、もしものときの連絡先リストの用意」なども合わせて行うことで、家族がスムーズに対応できるようにしているという回答が目立ちました。
あなた自身がすでに行っていること
[2]あなた自身がまだ行っていないが「これから行いたいこと」 [複数回答可]
自身がこれから行いたいこととして最も多いのが「物の整理、片付け(517名)」、 次いで「エンディングノートの作成(361名)」、「遺言書の作成、相続の準備(338名)」となりました。
最も多い回答のコメントとして、「亡母の四十九日が済んでから、母の部屋を整理した際に、着物や洋服がたくさんタンスの中に有り、処分するのが大変でした。」というように、自身が大変な思いをしたことにより家族への負担とならないよう、今後行っていきたいと考えている方が多い結果となりました。
あなた自身がまだ行っていないが「これから行いたいこと」
【参考】
上記の[1]「自身がすでに行ったこと」と、[2]「自身がこれから行いたいこと」の数値を合計した数値を参考とします。
この結果は、アンケートに回答いただいた方が“終活”をどのように考え、どのように行動されているかを表したものと考えられます。
あなた自身がまだ行っていないが「これから行いたいこと」
[3]家族や親しい友人に「行ってほしいこと」 [複数回答可]
家族や親しい友人に行ってほしいことは、「特になし(405名)」という回答が最も多いという結果となりました。
また、行ってほしいことは、回答数が多いものから「物の整理、片付け(169名)」、「旅行や趣味などいまの人生を楽しむこと(130名)」、「お葬式の準備(106名)」となりました。
お墓や物の整理などは自身で行うようにして、家族や親しい友人には「面倒をかけたくない」とのコメントが多く見受けられました。事前に家族と“終活”について相談をしている方は、それで十分と感じているようです。 家族や親しい友人に「行ってほしいこと」
【4】終活について、お金の備えはどれくらい必要だと思いますか?
[1]お葬式やお墓、遺品整理など、自分のもしものときの資金
「101~500万円」が約55%と半数を超え、次いで「0~100万円(約20%)」との回答となり、全体の約75%が500万円以下での備えを考えているという結果になりました。
お葬式の希望としては「お葬式はお金をかけずに家族葬でして欲しい。」といった家族葬の希望が多く見受けられ、お葬式程度の備えを想定している方が多く見受けられます。
お葬式やお墓、遺品整理など、自分のもしものときの資金
[2]旅行や趣味など、これからよりよく生きるための資金
「0~100万円(約22%)」、「101~500万円(約27%)」が約半数を占めています。
[1]に比べ「不明」が約37%と17ポイント増加しており、お葬式やお墓以外に発生する資金については不透明な方が多いことが伺えます。
また、「501~1000万円(約9%)」が6ポイント、「1001~5000万円(約5%)」が4ポイント増えていることから、“これからをよりよく生きるため”の資金は、“お葬式やお墓のため”の資金よりも多めに準備しておきたいという傾向が見受けられました。
不明な回答とされた方のコメントとしては、「どんな病気にかかり何年治療にかかるか分らないので、先の事を考えていない訳ではないですが予想もつきません。」など、見通しが立たないとの回答が見受けられました。
旅行や趣味など、これからよりよく生きるための資金

■回答者属性
【1】男女別の割合

男女別の割合

【2】年齢別

年齢別

以上