2018年12月20日
住信SBIネット銀行株式会社

住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:円山 法昭、以下「住信SBIネット銀行」という)は、住信SBIネット銀行の口座を保有する全国のお客さまに「お年玉に関する意識調査」を実施し、2,681人より回答をいただきました。

*********** アンケート結果概要 ***********

■「お年玉をあげる予定がある」人は3分の2、平均支出額は26,166円
「お年玉をあげる予定がある」と答えた人は67.3%と、前年調査結果(67.1%)からほぼ横ばいで推移しています。また、お年玉の平均支出予定額は26,166円となり、前年の調査結果(25,899円)と大きな差は見られませんでした。お年玉をあげる人数は平均3.8人で、こちらも前回調査結果(3.7人)とほぼ同等となりました。
お年玉の平均支出予定額を年代別で見ると、20代~50代の「現役世代」では昨年より増加しているものの、60代以上のシニア世代において平均30,935円と、前年(31,182円)を若干下回っています。「年金生活者でこれからが不安」(女性60代)といった声も挙がっており、今後の生活を考えた結果財布の紐を締めようとするシニア層が存在する可能性も考えられます。
■お年玉の相場は小学校低学年で3,000円、小学校高学年で5,000円、中学生は5,000円あるいは10,000円と二分化
お年玉をあげる際に頭を悩ませることのひとつとして、「金額の相場」が挙げられます。「今時の相場でどのくらいお年玉をあげたらいいか?」(男性60代)と、現状の相場を気にするかたが多く見られるなか、子どもの学年別の相場を調べたところ、未就学児では「1,000円以下」、小学校低学年では「3,000円以下」、小学校高学年では「5,000円以下」が最多となりました。
中学生になると「5,000円」派と「10,000円」派に分かれますが、高校生以上になると「10,000円」が相場のようです。しかし、大学生以上になると、「大学生にはお年玉はいらないと思うのですが…」(男性40代)といった声も挙がっており、いつまでお年玉をあげるべきか、という別の悩みが浮上してくるようです。
■親が子どものお年玉を管理する場合、「現金」派が微減、代わりに「投資」派が微増
自分の子どものお年玉を「親が全て管理」または「親と子どもでそれぞれ管理」している親は69.2%と、7割弱の親が子どものお年玉を管理していますが、どのような方法で管理しているかを複数回答で尋ねたところ、「円普通預金」(76.5%)が圧倒的多数となり、前年(76.2%)と同様の傾向となりました。一方、「現金のまま保管」は17.8%と、前回(20.7%)より微減し、代わりに「株」(前回1.8%→今回3.2%)や「投資信託」(前回0.9%→3.9%)といった投資商品の購入が微増しています。

<総括>
本年の調査では、「お年玉をあげる予定がある」人の割合及び平均支出予定額は前年から横ばいの結果となりました。しかし、シニア層では平均支出予定額が減少していることを鑑みると、人生100年時代を迎えた今、今後のお金の使い道を慎重に検討し始めた人が増えていることの表れかもしれません。
親が子どものお年玉を管理する場合、円普通預金で管理する人が多数ではありますが、前年結果と比較すると貯蓄から投資への動きが僅かながら見られることから、ジュニアNISAが浸透してきた可能性があると考えられます。

≪調査概要≫
調査期間:2018年12月10日~12月17日
調査対象:住信SBIネット銀行の個人顧客
回答者数:2,681名
(内訳 20代:202人 30代:522人 40代:779人 50代:646人 60代:532人)
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国

≪アンケート結果≫

◆お年玉をあげる予定の有無
お年玉をあげる予定のある人は67.3%。前年調査からほぼ横ばいとなります。

◆平均支出予定額の推移
平均26,166円となり、前年調査から横ばいで推移しています。

◆平均支出予定額 年代別
年代別では20~50代では増加していますが、60代では減少しています。

◆お年玉をあげる人数
お年玉をあげる人数の平均は3.8人で、「5人以上」あげる人の割合が31.3%と最も多くなっています。

◆お年玉をあげる相手(複数回答)
「甥・姪」が最も多く、「自分の子ども」が続きます。「孫」に続いて「親」にお年玉をあげる人も1割強となっています。

◆お年玉をあげる相手×金額
小学生未満は「1,000円以下」、小学校低学年は「~3,000円」、小学校高学年は「~5,000」円が最多となっていますが、中学生は「~5,000円」か「~10,000円」に二分されます。高校生以上になると「~10,000円」がボリュームゾーンとなっています。

◆今冬あげるお年玉の総額の増減と、2018年の世帯所得の増減
今冬あげるお年玉は昨冬から「減る」と回答した人は3.9%と少なく、前年と同様の傾向でした。一方で2018年の世帯所得が「減った」と回答する人が25.4%と約4分の1を占めており、前年より割合が増加しています。世帯年収が減ってもお年玉の額はなかなか変えられない様子がうかがえます。

◆お年玉をあげる年齢(自分の子ども/甥・姪)
自分の子どもにお年玉をあげる年齢は「小学生」が26.2%とボリュームゾーンであるのに対し、甥・姪は「0歳」が31.8%と最も高くなっています。

◆親戚間でのお年玉に関する相談有無と、自分の子どもと甥・姪にあげる金額の多少
甥・姪にお年玉をあげる際に親戚同士で相談する人の割合は4割強で、「相談しない」派が多いようです。
自分の子どもと甥・姪にあげるお年玉の金額は、「同額をあげる」が8割強となっており、差をつけないほうが多数派となりました。

※自分の子どもと甥・姪が同年齢と仮定して回答

◆自分の子どものお年玉は誰が管理するか
自分の子どものお年玉を誰が管理するかを尋ねたところ、「親が全て管理」(47.2%)「親と子どもでそれぞれ管理」(22.0%)と、親の管理が入る場合が3分の2を占めています。

◆子どものお年玉の管理方法(複数回答)
自分の子どものお年玉を管理している人にその管理方法を尋ねたところ、「円普通預金」が76.5%と突出しており、次いで「現金のまま保管」(17.8%)、「円定期預金」(17.0%)の順となりました。前年より「現金のまま保管」が微減、代わりに「投資信託」「株」が微増となりました。

◆お年玉をあげる際に頭を悩ませること(自由記述)
金額の相場について悩んでいるという意見が複数見られました。また、大学生以上にはあげるべきかといった疑問や、年金生活のため今後に不安を持つといった意見も見られました。その他、新札やポチ袋の準備が大変といった声や、お年玉をあげることで伝えられることがないかといった声が挙がっています。

【住信SBIネット銀行について】
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスを出資会社とするインターネット専業の銀行です。
2018年9月30日時点で預金総残高(*1)が4兆7,585億円、預金口座数(*2)は337.4万口座となります。
(*1) 円普通預金、SBIハイブリッド預金、円定期預金、円仕組預金、外貨普通預金、外貨定期預金、外貨仕組預金の合計。外貨預金については住信SBIネット銀行所定レートによる円換算後。
(*2) 代表口座の預金口座数。住信SBIネット銀行の顧客数に相当。

住信SBIネット銀行は、お客さまに常にご利用いただける「あなたのレギュラーバンク」を目指して、更なる利便性の向上と社会の発展に寄与する新しい価値の創造につとめてまいります。

以上