2008年4月16日
株式会社シーフォーテクノロジー

 株式会社シーフォーテクノロジー(東京都品川区、社長:三住 光男、以下C4T)は、重要なファイルを永続的に暗号化し、手元を離れた重要ファイルも、セキュリティ機能を制御できるソフトウェアを開発し、永続暗号SDKとして、平成20年4月16日より発売を開始いたしました。

 従来の暗号化製品では、暗号化ファイルは復号し平文として利用しなければならないため、一度復号されたファイルのセキュリティは確保されておりませんでした。
 永続暗号は、暗号化ファイルを復号することなく利用でき、編集後自動的に暗号化されます。また、利用者認証機能や、ファイルの操作権限(閲覧・印刷・編集・保存)を制御でき、利用期間を設定することが可能です。
 例えば、顧客情報を永続暗号化し、メール添付で支店営業部へ送信する場合、ファイルに閲覧権限と1週間だけの印刷権限を付与して送信することが可能です。
 これにより、メールの誤送信や、Winnyソフトに代表されるファイル交換ソフトによる2次流出のリスクを大幅に軽減することができます。

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■永続暗号SDKの特徴

 

●機能制御
ファイルの操作権限設定
権限項目権限
閲覧ファイルを開くことができます。
この権限が付与されていない場合は、認証時にエラーとなり開くことができません。
印刷ファイルの印刷可能/不可能が設定できます。
編集ファイルの内容を編集し、上書き保存および別名保存可能/不可能を設定できます。保存されたファイルは暗号化されており、権限情報は保存元のファイルから引き継がれます。
復号ファイルを復号し、平文ファイルとして保存可能/不可能を設定できます。

有効期限の設定
ファイルに有効期間を設定することができます。
設定期間外のファイルは開くことができません。

コピー&ペースト
ファイルの内容をコピーし、文書外に貼り付けすることはできません。
ただし、文書内であれば貼り付け可能です。

プリントスクリーン
永続暗号化ファイルを開いている時は、PrintScreenで画面キャプチャすることはできません。

永続暗号SDKを利用して、パッケージ製品・システム・ソリューションにファイルの永続暗号機能を取り込むことが可能です。
個人情報や機密情報を取り扱う企業向けの製品やシステム・ソリューションに永続暗号SDKを提供いたします。

既に株式会社ネプロジャパンの情報漏えい対策機能搭載のファイルサーバ「データクレシス・ステーション」(DataClasys-Station)に採用されております。機密文書管理や情報漏えい対策のための暗号化ファイルに対する更新や閲覧、印刷、コピーなどの利用権限の付与機能として使用されています。

価格は、SDK300万円、年間保守費用はSDK価格の20%です。利用ライセンス料およびカスタマイズ費用については、別途お問い合わせください。

なお、本件によるC4Tの業績に与える影響は、現状軽微の見通しです。

※記載の会社名や商品名は、それぞれ各社・各団体の商標または登録商標です。
※記載の会社名および商品名、ウェブサイトのURLなどは、本リリース発表時点のものです。
※掲載文中では、TM、(R)マークは原則として明記しておりません。

以上