SBIレミットと住信SBIネット銀行による「NEOBANK®」を利用した
外国人技能実習生向け金融サービスの提供に向けた合意について

2021年11月15日
SBIレミット株式会社
住信SBIネット銀行株式会社

　SBIレミット株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：安藤 伸生、以下、SBIレミット）と住信SBIネット銀行株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長（CEO）：円山 法昭、以下、住信SBIネット銀行）は、住信SBIネット銀行が提供する「NEOBANK®（ネオバンク）」サービス※1を採用することにより、外国人技能実習生様（以下、実習生様）を対象にした金融サービスを提供することについて合意したことをお知らせいたします。

1. 合意の経緯と目的
　SBIレミットは、2010年12月より国際送金事業を開始し、インターネットやATM、コンビニなど様々な方法で世界200以上の国と地域に最短10分で手軽に送金できる国際送金サービスを提供しております。我が国の人材グローバル化の大きな流れの中、主に日本国内に就労する在留外国人の方々に対して国際送金サービスを展開し、2020年には送金取扱い累計額が1兆円を突破しました。

　昨今の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）感染拡大の影響により、一時的に新規入国者数が減少しておりますが、政府は実習生様の新規入国を再開し、中長期的には在留外国人の方々および外国人労働者の方々の受け入れは安定的に進むことが見込まれております。

　このような背景のもと、「NEOBANK®」を提供する住信SBIネット銀行と国際送金サービスを手掛けるSBIレミットは、今後も更なる増加が予想される実習生様に対して、金融当局からの許認可取得を前提に「NEOBANK®」と国際送金サービスを組み合わせた金融サービスを来春より提供することを目指しております。

　「NEOBANK®」とは、住信SBIネット銀行が開業以来の取り組みで培った最先端のITと金融のノウハウを活用し、パートナー企業への銀行機能を提供するBaaS（Banking as a service）によって、パートナー企業のお客様に金融サービスを提供することで新たな付加価値の創造を目指す取り組みです。

　これまで実習生様は、入国後に監理団体様や実習生様の就労を受け入れる企業様のスタッフの方が同伴のもと、主に店舗を持つ銀行に足を運び、店舗窓口にて銀行口座を開設する必要がありました。本取り組みが実現されることで、実習生様はご自身で「SBIレミットアプリ※2」を通じてオンラインで住信SBIネット銀行の口座開設ができるようになり、監理団体様や就労を受け入れる企業様においては事務手続きにかかる手間が大幅に削減されます。

　また、実習生様は、海外への送金にあたり、ATMやコンビニエンスストアでの収納を通じて国際送金事業者の指定する口座に入金し、その入金手数料は実習生様が負担していました。本取り組みが実現されることで、「SBIレミットアプリ」での海外への送金にあたっては、住信SBIネット銀行の口座からSBIレミットの海外送金用口座に即時に口座振替され、ATMやコンビニエンスストアに行く必要がなくなるとともに、入金手数料の負担もなくなります。
　このように実習生様や受入企業様の利便性向上のお役に立てると共に、今後も増加が見込まれる在留外国人の方々のため、引き続き利便性向上を目指したサービス提供に努めてまいります。

2．合意事項
　SBIレミットと住信SBIネット銀行は、住信SBIネット銀行が提供する「NEOBANK®」サービスを利用した実習生様に向けた新たな金融サービスの提供に向けて合意に至りました。

【SBIレミットの提供予定サービス】
・実習生様向けの給与振込専用の銀行口座から24時間365日シームレスな海外向け送金

【住信SBIネット銀行の提供予定サービス】
・8言語※3の多言語翻訳に対応したインターネットバンキングサービス（預金・為替取引）※4

3. 今後の予定
　詳細は決定次第、お知らせいたします。

　SBIレミットは、お客様中心主義のもと、SBIグループのミッションである金融革新性を発揮することにより、さらに便利な送金プロダクト・サービスの開発に取り組むことでお客様への新たな価値の提供に努めてまいります。

　住信SBIネット銀行は引き続きお客さま中心主義のもと最先端のテクノロジーを活用することで金融サービスを変革し、社会をより快適で便利なものに変えていくことを目指してまいります。

以上