2022年3月8日
SBIホールディングス株式会社

 当社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の持分法適用関連会社であり、韓国におけるベンチャーキャピタルであるSBIインベストメントコリア株式会社(本社:韓国ソウル市、代表取締役:イ・ジュンヒョ、宗 英一郎、以下「SBIインベストメントコリア」)はこのたび、韓国系投資機関である韓国成長金融より「政策型ニューディールファンド」(以下「本ファンド」)の委託運用会社に選定され、新たに「2022 SBIニューディールファンド」(出資約束金最低額1,000億韓国ウォン(約95億円))を設立することとなりましたので、お知らせ致します。

 本ファンドは、韓国政府の新型コロナウイルスによる経済危機を克服する国家経済成長戦略「韓国版ニューディール政策」における核心産業分野のうち、スマート医療インフラや社会の非対面化とデジタルトランスフォーメンションといった「ニューディールサービス」、知能型(AI)政府やスマートモビリティ社会といった「国民安全基盤施設(SOC)や物流のデジタル化」の推進を目的として組成するもので、SBIインベストメントコリアは、これらの実現に向け、革新的な技術をもつベンチャー・中小企業を対象に投資を行います。
 ファンド規模は最低で1,000億韓国ウォン(約95億円)で、韓国成長金融が400億韓国ウォン(約38億円)、SBIインベストメントコリアが200億韓国ウォン(約19億円)、韓国内の機関投資家や事業会社等が最低400億韓国ウォン(約38億円)を出資し、最終的には1,000億韓国ウォン(約95億円)以上での組成を目指しております。

 SBIインベストメントコリアは、これまでも複数の韓国政府系機関より複数のファンド運用を受託した実績を有しています。主な政府系機関には、韓国ベンチャー投資、企業成長の生態系を備えるための母ファンドを企画・運用する韓国成長金融、産業の開発・育成等に必要な資金を供給・管理する韓国産業銀行等があります。SBIインベストメントコリアの2021年12月末日時点の運用資産残高は11,281億韓国ウォン(約1,072億円)で、28のファンドを運用しております。
 今後も積極的にベンチャーキャピタル事業を推進するとともに、韓国国内での革新成長産業の育成等を通じ、ファンド収益の拡大を目指してまいります。

【ご参考:新ファンドの概要】
ファンド名 : 2022 SBIニューディールファンド
運用期間 : 8年
投資対象 :「韓国版ニューディール政策」関連の韓国国内ベンチャー・中小企業
ファンド規模 : 1,000億韓国ウォン(約95億円) (最低組成額)
※1韓国ウォン=0.095円にて換算

以上