2023年1月6日
SBIホールディングス株式会社
SBI地域事業承継投資株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝)の子会社であるSBI地域事業承継投資株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 章、以下「SBI地域事業承継投資」)は、後継者問題を抱える日本国内の中堅・中小企業への投資を目的として設立したSBI地域事業承継2号ファンド(名称:SBI地域事業承継投資2号投資事業有限責任組合、以下「事業承継2号ファンド」)の出資約束金総額が当初設定を予定していた300億円に達し、募集を完了いたしましたのでお知らせいたします。

 SBI地域事業承継投資は2019年10月に、政府系金融機関、民間金融機関、事業法人等の出資者の参画により、109億円の事業承継1号ファンドを設立しました。事業承継1号ファンドの投資活動については、調剤薬局へ集中投資を行なった他、米卸売、ビルメンテナンス等、計13社に対して投資を実行しました。事業承継1号ファンドは、設立後3年で既に約60%を回収・分配済みです。

 事業承継1号ファンドが早期に投資完了し高い投資パフォーマンスを実現していること、地方の中堅・中小企業の事業承継問題の深刻化から今後も豊富な投資機会が見込まれることから、2022年7月から事業承継2号ファンドの募集を開始致しました。株式会社チェンジ、I&H株式会社(阪神調剤グループ)、株式会社神明ホールディングス、綜合警備保障株式会社(ALSOK)等大手事業会社、地域経済活性化を支援する官民ファンドである株式会社地域経済活性化支援機構等複数の政府系金融機関、株式会社足利銀行、株式会社常陽銀行、株式会社名古屋銀行、株式会社広島銀行等地域金融機関、株式会社大和証券グループ本社、株式会社SBI新生銀行等大手金融機関を出資者として迎え、出資約束金総額が300億円に達しました。事業承継2号ファンドにおいては、調剤薬局、米卸売、システムインテグレーター、ビルメンテナンス、不動産管理の5業界を中心に投資を行うロールアップ戦略投資と個別投資を組み合わせ、ポートフォリオを構築していく予定です。今後は、SBIグループのネットワークを十分に活用しながら2025年に累計1,000億円のファンド規模に拡大する計画です。

 SBI地域事業承継投資では、黒字経営にもかかわらず、後継者不在等により廃業せざるを得ない中堅・中小企業をSBIグループの資金面・人材面・地域を超えたネットワークを活用し支援することで、「①地域に必要な中堅・中小企業の存続」を通じて、「②地域の雇用や取引先を守り」、「③地域活性化への貢献と融資機会提供等による地域金融機関の経営環境改善への貢献」という「三方良し」を目指しております。SBIグループでは地域金融機関との共創を通じた地方創生への貢献を重要な全社戦略の一つに掲げており、引き続き、事業承継ファンドを通じて地域経済の成長・発展に貢献してまいります。

(ご参考)事業承継ファンドの主な出資者について

●地域金融機関
株式会社足利銀行 株式会社きらぼし銀行 株式会社きらやか銀行
株式会社常陽銀行 株式会社仙台銀行 株式会社筑波銀行
株式会社東邦銀行 株式会社徳島大正銀行 株式会社長野銀行
株式会社名古屋銀行 株式会社広島銀行 株式会社福島銀行
その他2金融機関(五十音順)
●機関投資家、主要事業会社等
I&H株式会社 学校法人常翔学園 株式会社神明ホールディングス
綜合警備保障株式会社(ALSOK) 株式会社大和証券グループ本社 株式会社地域経済活性化支援機構
株式会社チェンジ 三井住友信託銀行株式会社 明治安田生命保険相互会社
株式会社SBI新生銀行    
(五十音順)