2024年5月21日
SBIホールディングス株式会社

 SBI ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝、以下「当社」)は、世界最大の海水脱塩化会社であり、エネルギートランジションのリーディングカンパニー、そしてグリーン水素の先駆者でもあるACWA POWER COMPANY(本社:サウジアラビア、Founder and Chairman of the Board of Directors:Mohammad A. Abunayyan、以下「ACWA社」)と業務提携に向けた基本合意書を締結しましたので、お知らせいたします。

 ACWA社は、世界各国で発電及び海水脱塩事業等を展開する世界最大級の民間企業として知られており、13カ国で82の拠点を操業・建設あるいは開発しています。同社は、再生可能エネルギー、高効率コンバインドサイクル、グリーン水素、海水脱塩化などの新規プロジェクトを通じて、2030年までに全世界の事業規模を3倍に拡大し、運用資産額を857億ドルから2500億ドルに引き上げるという戦略を掲げています。

 SBIグループとACWA社は今回の基本合意に基づき、以下の項目で業務提携を検討してまいります。

1. 海水脱塩化プラントや次世代型ガス複合発電プラントやグリーン水素等の領域におけるACWA社の将来的なプロジェクトについて、SBIグループが投資を検討
2. ACWA社が今後立ち上げるプロジェクトの一部を、SBIグループとACWA社の共同プロジェクトとして推進
3. ACWA社が今後立ち上げるプロジェクトについて、SBIグループが日本国内の地方銀行やその他の投資家に対して紹介し、投融資を実行する機会を提供

 尚、業務提携の内容は、上記項目に限らず、SBIグループとACWA社の双方の合意により拡大する可能性もあります。

 当社はこれまでも中東地域における現地有力パートナーとの投資ファンドを共同設立し、投資を実行してきたほか、直近では2023年12月にサウジアラビアの世界的な総合エネルギー・化学企業であるAramco社と業務提携の検討に向けた基本合意書を締結、2024年2月には首都リヤドにSBIグループの中東拠点としてSBI Middle Eastを設立するなど、中東地域における更なる事業拡大を推進しています。

 当社はACWA社との提携を通じて、両者間の強固で弾力的な協力関係を構築することを目指すとともに、日本及びサウジアラビア両国間の経済分野における協力関係の発展に貢献してまいります。

【ACWA社について】
ACWA Power(TADAWUL:2082)は、サウジアラビアの上場企業であり、世界最大の海水脱塩化会社であり、エネルギートランジションのリーディングカンパニー、そしてグリーン水素の先駆者です。同社は、2004年にサウジアラビアのリヤドで登記・設立され、現在4,000人以上の従業員を擁し、現在、中東、アフリカ、中央アジア、東南アジアの13カ国で事業を展開しています。同社のポートフォリオは、運転中・開発中・建設中を含む82プロジェクトで構成され、投資額は3,213億サウジアラビアリヤル(857億米ドル)、発電能力は5,510万kW、海水脱塩化能力は日量800万㎥です。

以上