2015年12月24日
モーニングスター株式会社

中立的な第三者としての立場からEコマースや各種ウェブサイトの客観的な評価・比較を行うモーニングスター株式会社(以下、当社)は、「Gomez売買不動産情報サイトランキング」をGomezのウェブサイト(http://www.gomez.co.jp/)で発表しました。
「Gomez売買不動産情報サイトランキング」は、新築一戸建て、中古一戸建て、中古マンション情報を提供するウェブサイトの使い勝手やクオリティを、ユーザーの視点から評価することを目的としています。当ランキングでは、「サイトの使いやすさ」「情報量とコンテンツ」「安定性と信頼感」「便利な機能・サービス」の4つの視点(カテゴリ)から構成される179の調査項目により当社アナリストが評価を行い、総合的に優れた売買不動産情報サイトのランキングを決定します。

「Gomez売買不動産情報サイトランキング」の結果は、以下のとおりです。
順位 得点 サイト名(運営会社) 前回※
1位 7.33 SUUMO(リクルート住まいカンパニー) 1位
2位 6.75 HOME'S(ネクスト) 2位
3位 6.46 アットホーム(アットホーム) 3位
4位 5.92 goo不動産(エヌ・ティ・ティ レゾナント) 5位
5位 5.54 オウチーノ(オウチーノ) 6 位
6位 5.16 センチュリー21(センチュリー21・ジャパン) -
6位 5.16 三井のリハウス(三井不動産リアルティ) 7位
※前回は2014年12月17日発表

【上位サイトの特徴】

総合1位は、3年連続SUUMO(運営会社:リクルート住まいカンパニー)となりました。カテゴリ別では、「サイトの使いやすさ」、「便利な機能・サービス」の2カテゴリで1位を獲得しています。住宅購入に関するセミナー情報の掲載やメールマガジンの発行など幅広い情報を提供しているほか、ユーザーからの質問コーナー「SUUMO質問コーナー」を用意し、質問の回答を不動産会社のプロが答えるなど質の高いサービスを展開しています。

総合2位は、HOME’S(運営会社:ネクスト)となりました。カテゴリ別では、「サイトの使いやすさ」カテゴリで2位、「情報量とコンテンツ」、「安定性と信頼感」、「便利な機能・サービス」カテゴリで3位を獲得しました。トップに設置しているフリーワード検索ボックスでは、不動産情報サイトではあまり用意がないサジェスチョン機能を実装するなど、ユーザーにとって利便性の高いサイトです。

総合3位は、アットホーム(運営会社:アットホーム)となりました。カテゴリ別では、「情報量とコンテンツ」で1位を獲得し、「便利な機能・サービス」で2位を獲得しています。LINEを使った検索サービスを展開するほか、TV番組とコラボレーションした特集を掲載するなど、新しい取り組みが見られます。

【調査概要】

調査期間
・ 2015年12月1日~12月15日
・ ランキング結果は、12月15日時点の各サイトに基づいています。
調査対象 売買不動産情報サイトランキングでは、インターネットを通じて新築一戸建て、中古一戸建て、中古マンションの各物件情報の閲覧および、問い合わせが可能な、日本国内の不動産情報サイトをノミネートしています。具体的には、下記のノミネート基準を満たすウェブサイトを調査対象としています。
・ ウェブサイト上で個人向けマンション、戸建て住宅物件の情報を提供していること
・ 広い地域にわたる不動産物件情報を提供していること
・ 不動産会社から物件情報の提供を受けていること(但し不動産情報サイトから受けている場合も、一定の基準を満たす場合は含む)
・ その他、当社調査において一定以上の水準を満たすこと

【評価方法】

「Gomez売買不動産情報サイトランキング」では、ウェブサイトの利便性をさまざまな角度から分析・評価するために、以下の4つのカテゴリからなる179項目のランキング・スコアカードを用います。各カテゴリの評価内容は以下のとおりです。
カテゴリ名称 評価内容
ウェブサイトの使いやすさ ウェブサイト全体の使いやすさを評価するカテゴリです。
物件検索機能や入力フォームの使いやすさを中核とし、ナビゲーション構造やウェブ・アクセシビリティへの対応状況なども調査の対象となります。
情報量とコンテンツ ウェブサイトに掲載されている各種コンテンツの情報量やページ構成を評価するカテゴリです。
検索ページや物件ページの構成、特集コンテンツなどが調査の対象となります。
安定性と信頼感 ユーザーが安心してウェブサイトを利用するための取り組みを評価するカテゴリです。
ウェブサイトの表示速度、稼働率(正常に表示される率)などのサイトパフォーマンスの状況、問い合わせのわかりやすさ、各種方針開示などが調査の対象となります。
便利な機能・サービス その他、さまざまな付帯サービスの充実度を評価するカテゴリです。
スマートフォン向けサービス、ソーシャルメディア対応、メールマガジンなど、さまざまな施策が調査の対象となります。

以上