2025年5月16日
SBIファーマ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(5-ALA)(※1)を利用した医薬品等の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾吉孝、以下「当社」)は、当社が実施した「アラグリオ®顆粒剤分包1.5g」及び「アラグリオ®内用剤1.5g」の用法変更を目的とした国内第III相試験(SPP2C102試験)の試験成績(※2)が2025年3月にスペインのマドリードで開催された欧州泌尿器学会(EAU)年次総会にて発表され、その内容が泌尿器科およびGU腫瘍学(※3)の分野で最新の臨床に関するリーディングメディアである『UroToday』に掲載されましたのでお知らせいたします。

掲載メディア UroToday
表題 EAU 2025: Diagnostic Accuracy and Efficacy of Photodynamic Diagnosis 4-8 Hours After 5-Aminolevulinic Acid Hydrochloride Administration for Non-Muscle Invasive Bladder Cancer: An Exploratory Analysis of the Phase III SPP2C102 Trial
URL https://www.urotoday.com/conference-highlights/eau-2025/eau-2025-bladder-cancer/159176-eau-2025-diagnostic-accuracy-and-efficacy-of-photodynamic-diagnosis-4-8-hours-after-5-aminolevulinic-acid-hydrochloride-administration-for-non-muscle-invasive-bladder-cancer-an-exploratory-analysis-of-the-phase-iii-spp2c102-trial.html

 今後も当社は、皆様の健康で豊かな毎日に貢献できるよう研究・開発に尽力し、膀胱がんの治療に取り組んでおられるより多くの患者様および医療従事者の皆様に、アラグリオを有益に活用していただけるよう一層努力してまいります。

(※1) 5-アミノレブリン酸は体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸のひとつです。5-アミノレブリン酸は、がん細胞に取り込まれると、その主要代謝産物であるプロトポルフィリンIXが蓄積します。このプロトポルフィリンIXに励起光が照射されると蛍光発光する性質を利用し、がんを可視化することで、がんの術中診断薬として実用化されており、さらなる開発が進められています。
(※2) SPP2C102試験の結果の概要は、臨床研究等提出・公開システムjRCT(jRCT番号:jRCT2061210055)にも掲載されております。
https://jrct.mhlw.go.jp/latest-detail/jRCT2061210055
(※3) GU腫瘍学とは、泌尿器科および生殖器系のがんに関する医学の研究分野です。具体的には、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がん、精巣がんなどの診断、治療、予防に焦点を当てています。GUは「Genitourinary(泌尿生殖器)」の略で、泌尿器科と生殖器科の両方を含む広範な領域をカバーしています。この分野の研究は、患者様の生活の質を向上させるために重要な役割を果たしています。