2025年6月3日
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社

 当社子会社のSBIアセットマネジメント株式会社(以下「SBIアセット」)は、2023年6月16日に「SBIアセットマネジメントにおける投資家の資産形成に資するプロダクト提供方針について」と題するプレスリリースを通じて、業界に先駆けてプロダクト・ガバナンス方針と数値目標を明示し、その実行と進捗管理に取り組んでまいりました。

 同社が掲げる「顧客中心主義」の経営方針のもと、長期・積立・分散投資に資する低コストかつ高品質な商品提供に加え、投資判断に資する透明性の高い情報開示、さらに合理的かつ柔軟なファンド運用体制の構築を一貫して進めております。

 本方針に基づき、2025年6月時点で以下の取り組みと進捗を達成しております。

公表済みプロダクト・ガバナンス方針(2023年6月16日発表)

1. 商品提供の充実
長期・積立・分散投資に適した、低コストのインデックス型ファンドの拡充
2. 情報提供/情報開示の強化
投資判断に資する適時情報提供と、運用経費を含めた実質的コストに関する情報開示
3. 運用・管理におけるモニタリングによる品質管理
効率性と経済性を重視した信託報酬の適正化および資産規模に応じた継続的管理

主な施策と進捗状況

(1) 業界最低水準の総経費率を追求した商品設計

• インデックス・アクティブを問わず36本の低コスト新規ファンドを設定※1
• 12本の既存ファンドにおいて信託報酬引き下げを実施※2
<対象ファンド例>
SBI・i シェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド/EXE-iシリーズ各種/SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)/SBI中国テクノロジー株ファンド など

→ 今後さらに、2025年7月16日と8月13日にかけてEXE-iシリーズの報酬追加引き下げを予定。

(2) 総経費率の先行開示

投資信託協会による開示ルールの施行(2024年4月21日)に先駆け、2023年8月11日使用開始の目論見書から総経費率の開示を自主的に開始。

(3) 資産規模・パフォーマンス・費用対効果に基づく繰上償還の推進

• アクティブ型57ファンドに対して、3年以内(2026年6月まで)に29本(=50%)の償還を目標
• 現時点で23ファンド(=79%)の繰上償還が完了※3

→ 定量的なルールと判断基準に基づく資源の最適配分が進行中

先進的なプロダクト・ガバナンス体制

 これらの取り組みは、明確な数値目標と、それに即した管理・運営体制の一連のサイクルが社内に確立され、進捗が確実に実行されている点において、業界でも極めて先進的なプロダクト・ガバナンス体制と自負しております。

 これこそが、SBIグループが一貫して掲げる「顧客中心主義」の具体的な体現であり、同時にSBIアセットの経営体制・運営管理体制の優位性を示す確かな証左であります。

 今後も、新商品の開発と既存商品の見直し(信託報酬の引き下げ、繰上償還、運用方針改善等)を通じて、投資家の皆さまの最適な資産形成に貢献してまいります。

以上

※1:2023年6月以降(2025年6月3日現在)
※2:現在のファンド名称で表示。投資対象とするETFもしくは外国投信等の管理報酬等の当社主導による引下げによるものを含む
※3:2025年6月3日現在、本数ベース。インデックスファンドおよび満期償還ファンドを含む